SSブログ

20111016_浅草・渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

浅草中映で、3時10分、決断のとき、許されざる者、シネマヴェーラ渋谷で、そして僕は恋をする、デーモンラヴァー、の4本、観た


3時10分、決断のとき
・あっぶねえ、地味題名につき寝ぼう許可スルーするところだった!リメイク元は観たことないけどこれは傑作です。終盤の、ガルシア・マルケスの小説読んでるようなヒリヒリ感がすばらしい。フィルムの色味がそう感じさせるのかな?
・残された鉛筆スケッチを見て、その筆致にある種の愛を見いだして、これはメがあるかもってなったってことだよねあれは
・自分、西部劇って見たいんだけどあんまり知らないから…と思ってたけど、望月三起也のマンガはみんな西部劇のノリだってことにやっと気づいた。それなら昔から血肉だったよ、っていう。こないだ完結した「バサラ戦車隊」もそのものだしね(最終話のたたみかけるような伏線回収っぷりが良かった(笑))


許されざる者
・こっちは逆に傑作傑作聞いてたもんだからアレ?いいけどこんなもんか?ってなった…
・許されてんじゃん、みたいなのと、性欲丸出しバカジジイなモーガン・フリーマンがリアル本人すぎて引くだろ、ってのと
・はじめとおわりに出てくるあの逆光構図と木の形(良く探し出した!)は完璧なかっこよさ
・終盤のクリント・イーストウッドの「皆殺しだぞ!」あたりの、心情の裏の表現とか良かった
・これだけ都内名画座がある環境だけど、ハリウッドクラシック大作は朝10時~でとりあえずいいとして、任侠は浅草、邦画はラピュタ・ヴェーラ・神保町・シネパでぐるぐる回してくれるとして、SFとかホラーとか西部劇やってくれるとこがねーなーと思ったら、中映を忘れてた…


そして僕は恋をする
・これも題名スルーしかねないフランス映画だけど、顔のタイプが見事にバリエーションに富んでるフランス女4人がきれいで良かった。体も
・フランスの待田京介、というより三上博史か、チビだし(いい意味で)、29歳哲学科講師の成長譚。フランス人でビルドゥングスロマンをやるとこうなる、つまり女で成長する式なのね(ハイデガーとかいってるし、黒い森のヤドリギを見て精神にきちゃうシーンもあるから、そういう仏独比較文化的な意図はあるんでしょう)ってとこが可笑しいのと、先進国の青年期がだいぶ後ろにズレてきてるのは洋の東西問わないのね、ってのが興味深かった


デーモンラヴァー
・日本のエロアニメコンテンツによる世界市場制覇を企む仏米企業の陰謀を描く作品
・にしても、スイスに銀行口座持ってるような優秀な(って縁語が脳内にあるのは日本人だけ?)産業スパイたるヒロインが、アクションバトルにかけちゃ悲しいくらいめちゃ弱すぎる…。かなりショボい男に抱かれるし。ポルノ版ララ・クロフトとか出てくるくらいだからこれはわざとやってるくさいんだけどどうして?と思ったら、ああ、この映画自体がエロアニメのヒロイン可哀想スタイルに則ってるわけか!触手にやられたりはしないけどね
・片耳ピアスの大森南朋が出てます。キル・ビル1とロスト・イン・トランスレーションと3本立てで見たい(うそ)
・ソニックユースに興味がないのでそんなにだけど、低音きいてるサントラがプチプチと音が切れててやや萎え
タグ:映画 名画座
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。