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20110910_東銀座で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

銀座シネパトスで、妖怪ハンター ヒルコ、観た


・ホラー苦手な僕でも大丈夫でした!
・見るの初めてだけど、ヒルコの造型はジャケ写だかで馴染み深い感じ。コマドリは当時のCMかなにかで見たかな?けっこう役者本人を使ってるシーンが多いのね
・ジュリーは妖怪の実在を主張して学会を干された「プロの考古学者」。妖怪をまだ見たことはないけど、こんなこともあろうかとゴーストバスターズ的メカの開発にはおさおさ怠りなく、義兄?義弟?の竹中直人の「活躍」により妖怪ハンターとしてのデビューを飾る羽目になる…高校生たちの死屍累々の上でキャーキャー言いながら…、というお話
・ジャパニーズ・インディ・ジョーンズ的でもあり、はじめと終わりは横溝正史ものの伝統をなぞった探偵もの的でもあり。学園ものにしちゃ片思いすぎでそっちを全く深堀りしに行かないのがある意味衝撃的。教室で話したこともなくいきなりボーイ・ミーツ・ガールゾンビという(笑)
・どのくらい忠実なのかは知らないけど、原作だと、背中で語るじいさまの活躍あたりはもうちょっと説明してくれてるのかしらん
・絆で収束していく終盤はいいねえ。ホラーでもそういうの欲しい派。室田日出男の役も良かったね
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20110907_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、温泉こんにゃく芸者、バカ政ホラ政トッパ政、の2本、観た


温泉こんにゃく芸者
・名作、温泉みみず芸者のフォーマットに沿って作られたと思われる作品。性具開発おじさんに、ラストの燃える性技バトルに、軍人崩れのヒモに…と共通点が
・昨日のといい今日のといい、全然反省せず娘にたかる殿山泰司
・小池朝雄がキンタマ蹴り上げられるストップモーションの画の、すばらしく素敵な馬鹿らしさ!
・座布団ほどのこんにゃくを洗い場に敷き詰めた風呂!しかも別に泡踊り(って、この言葉しか変換候補に出さないatok)とかに使わず、ただ作るだけという歯がゆさ…


バカ政ホラ政トッパ政
・菅原文太に中山仁にケーシー高峰っていうなかなか見ない、楽しい顔合わせがいい
・医学用語で言うところの仮病(とは言ってないけど)に翻弄されるケーシー
・襲撃に際して腰タオル一枚で、女を捨てて隠れてる林彰太郎、顔色悪すぎ!(笑)、三人分の数え歌を歌われながらネジメ(ケジメ)をつけられるとこはなかなかクるシーン。ハシを持てるように3本残してやるとかいう割に3回切ってるのは、もしかして1関節ずつ輪切りにしてる?ヒィー! (5-3じゃなくて、10-3=7本切ってる説も)
・銀座の花屋ってきくと、銀座二十四帖 (日活) で三橋達也のやってたコニィちゃんを連想。中丸忠雄が出てるから東宝つながりを連想するし (こっちは奈辺悟のジョージちゃん)


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20110906_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、極道社長、観た


・クレジット上の主演は極道社長な梅宮辰夫だけど、実質は室田日出男と川谷拓三の二人が主役のほぼピラニア軍団映画
・万年日の目を見なかったのがどうやら成功しかかってきたぽい!?というシーンで、拓ボンのセリフ「このままやったらひょっとしたら嫁ハン貰えるかも知れへん…」がせつねえ~、っていうかまったく他人事じゃねえ~
・ヒモなんだけど女に頭が上がらない成瀬正孝(たぶん、スキモノなのになぜか一穴主義だから、女に夜も昼も主導権を取られている)の「ハイハイハーイ!」とタンバリンを叩くキャバレーのボーイ姿や、接待なのにお座敷でなぜか室田の半裸土人女ダンスを見させられている(なんつー拷問)中村錦司市役所衛生課課長や(がしかし最後はフンイチ(ふんどし一丁)で自分も踊る)、例によってただそこにいるだけでリアルヤクザな志賀勝(眉毛なし)やら、脇役の妙なディテールが充実してる。あと、情けないダメ詐欺師父親ぶりがすばらしい殿山泰司と
・キャバレーの目玉出し物ジャングル・ヴァンプ(って言ってるのかな。ホステスらがパンツ脱いでお立ち台の上で踊る、ストロボダンスタイム)の妙なノリとか、やたら実感のある下宿先の定食屋民ちゃんの雰囲気 (室田が便所で頑張ってるので、柱に下がってる縄を噛んで小便を我慢) とか、力が入ってる脇道部分が楽しい
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20110902_六本木・大森・渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

TOHOシネマズ六本木で、真夜中のカーボーイ、キネカ大森で、ベルヴィル・ランデブー、メアリー&マックス、シネマヴェーラ渋谷で、唐獅子警察、鉄砲玉の美学、の5本、観た

バスの中で目を開けたまま死ぬとか69って字が出てくるつながり特集(勝手に)


真夜中のカーボーイ
・くたびれたダスティン・ホフマン、フェイクのくたびれたアルパチーノと対決させたいくらいの素晴らしさ(何対決よ?)
・カーボーイ主役もナイスキャラすぎる
・回想・妄想・夢・酩酊シーンの演出がオサレ
・アルファベットの駒を単語順にならべるあのゲームが出てくる。階級差を歴然と見せる演出!
・こんな、片手運搬ラジオサイズのiPodドックスピーカー欲しいな。ダミーアンテナつきで。ってそんな企画はたくさんあるだろうけど、サイズやデザインがコレジャナイ感強い。自分で作れ?


ベルヴィル・ランデブー
・これは楽しい!初めのシーンにラストで戻って締める、こういうカタルシス系は好みだな。クレジットが終わって、でもやっぱり実話なんですよ、を暗示するオマケもいい
・終盤の、自転車メカでのおっかけっこの、このシチュエーション、なんだか原風景をみるような既視感…と思ったら、ドリフの全員集合っぽいんだコレ
・アステア(に似た男)がタップシューズに喰われてる!
・ベルヴィルはニューヨークがモデルなんだろうと思うけど、カエル食ネタ、フレンチマフィアネタといい、自虐だけどやり過ぎてないギャグがおフランスなエスプリ~。シトロエンギャグも素敵!アングルのトリックとかエンジン非力さ(パズーカ反動で逆走!)ペラペラさ表現も笑える~
・船のごっついパースもオサレすぎる
・音楽イイ。エンドクレジットのクラブミックス調メインテーマもいいな。サントラ借りてこよう
・ツールドフランス選手ゼッケンが69


メアリー&マックス
・巧みなナレーション処理(クレイアニメとしてはやや両刃の剣か)とブラックげなギャグで魅せる、実はシリアス系。あー、こんな題材もクレイアニメで作れるんだ
・親は選べないが…をもじった「短所は選べないが友人は選べる」。まさに人類補完計画
・メインテーマのペンギンカフェオーケストラが印象的
・ユダヤ人は精神科好きだね。ウディ・アレンとか
・マックスの部屋が69号室


唐獅子警察
・賀川雪絵の色々な扮装やキャラが楽しめるお得な一本
・すごい好きってわけではないけど、なぜか1年間で3回目。程度と自覚の差はあれ異母兄弟狂犬同士が噛み合う話、かと思ってたけど、アキラはかなりの母弟思いだってことにようやく気づいた
・重力に従って坂を逆走落下、って893愚連隊にもあったっけ。好きなのかな
・トイレでパンツ脱ぎっぱなしで姐さん賀川雪絵にひらひらされる永遠の高校生な人(→奈辺悟でした)―ただし眉毛なし、が銃を乱射するシーンで後ろに映ってる看板が「ヌードスタジオ69」。ちなみに渡辺文雄のシマの新宿設定だけど、いつもの「うどん天国」も映りこんでるしどうみても大阪


鉄砲玉の美学
・こっちは2回目くらい。頭脳警察のテーマ曲、やっぱかっこいいな。グラスキメる云々って歌詞はようやく聞き取れた
・取り柄もない若いイモが意気って飛び出すが、挫折感を味わいつつまるで自分と同じ姿の落伍者に会い、最後はバス旅に出て…ってのが、なにげに真夜中のカーボーイと同じ構図だなあと思いながらみた
・「何回ヤったんだ!2回か!」(女うなずく)「3回か!」(うなずく)…っていう、例えば太宰治とかを思いおこさせる、女の貞操を疑うやりとりが、まんま、行商のミニウサギへの餌やり回数を問うているだけ、ってシーンが可笑しい
・雀荘のシーンで荒木一郎が着てるランニングのでかいプリントが69。ちなみに、赤シャツの上に毛糸のベスト、その上にプリントランニングを着ているというおしゃれ番長ぶり(笑)
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20110829_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、女番長 感化院脱走、木枯し紋次郎、の2本、観た


女番長 感化院脱走
・このノリ、そしてまとまらせないっぶりはスゴイ。収容員数サバ読みがバレたら後ろに手が回る云々ばなしって、おもわせぶりに出すけどたいして拾わないとか!
・杉本美樹と渡瀬恒彦の「一発5万」シーンは盛り上がる。朝陽に向かう女の逆光全裸仁王立ちシーンでは、つい花びらを探してしまう悲しいサガ
・「骨壺」ときたら「中身をかじる」は東映あるあるを通り越してすでに社是


木枯し紋次郎
・天保六年リアル三宅島に島流しされる菅原文太もの
・日野宿はともかく江古田って当時からある地名なのね
・紋次郎は、関わりないどころかむしろけっこう世話焼くタイプ。んー?と思ったら、出てくるやつが軒並みどいつもこいつも!…そりゃニヒルにもなるわ…
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20110827_木場で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

109シネマズ木場IMAXで、トランスフォーマー3 ダーク・オブ・ムーン、観た


・おもしろかった。アバターと同じく(っていうか既視感)おおむねいい意味でお腹いっぱいな物量勝ち。やっぱトロンレガシーは薄味だったな(笑)
・“後世の人は問うだろう「そのとき何をしていたのか」と。そして私たちは答える「見ていただけだ」と…”の静かなシーンの総毛立つ恐ろしさ!New Orderの支配を、しかも議会制民主主義による選択として受け入れたこの描写の怖さは秀逸。もちろんスピルバーグプロデュースですからね、ドイツ車も悪者だし。悪者じゃない人もでてくるけど
・ただひとつだけ、遅れてきたコンボイが何も言い訳をしてくれないので(待たせたな、レベルでいいのに)、メガトロンが約束を守らない事実の露顕と自分の主張の正しさを証明したいためだけの時間稼ぎで、罪のない人間たちが粉々に殺されるところをさんざん傍観してたようにしか見えないところが気にくわねえ!侠骨足りなすぎだろ!てめえ人間じゃねえ!…あ、機械か
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20110823_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、死刑執行人もまた死す、観た

・これも去年12月に下高井戸で観てるけどなぜか新鮮
・「犯人」を処刑してみたものの、さすがはナチスドイツ、さすがに話がうますぎて、たばかられたことに後から気づいたってことなのかなあのラストは。石炭でついた傷に生活反応なしなので死後轢断ってことか(それは違う事件)。あまり卑小に描きすぎてもかえって利敵的だからバランスをとったということなんだろう
・それとも「処刑」の時には犯人じゃないとわかってて手遊びに殺しただけ?でもそうしたら証言者はみんな生きてないだろうし?
・うーん、最後の暗号指令書をちゃんと解読してみるか…
・馬車の御者とか下宿屋の女とかに見覚えはあるけど、執事の人も地下組織の仲間だった?
・ニキビゲシュタポ長官?は最初のお城の登場時からおでこにニキビあったのね
・愛国者が最後に教会に光をもとめるシーンはかなりかっこいい画ですなあ
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20110822_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、愛を読むひと、観た

・大戦から10年後、路面電車の車掌のネクタイ制服姿がやたら似合う30女に出会う少年。道ばたで病気で弱ってたところを親切に介抱してくれる優しい性格…なのかと思ったら、何故か常にやんわりと命令口調、人をアゴで使って苦役させることがやたら自然…これは単に年の差から?主人公がホイホイと従ってしまうのは単にひと夏の恋のせい?、というかすかな違和感だけを提示する導入部
・少年の後の姿であるところの現代のおじさんがこんな性格の男※にしあがったってことはあのトライアルの結末は…と先読みさせるがただそれだけでは終わらない
※それなりに付き合いがあってから一夜を共にした女性に「あなたと心が通じ合うような女っているのかしら?(離婚した妻と暮らしてる)娘さんくらい?」みたいなソフトな捨てぜりふを吐かれてしまうがその娘さえも…
・ラスト、あの旅行は偶然にもそういう意味を持ったんだ(泣)、とか、ニューヨークでやはり金持ちになってるユダヤ人娘と会うシーンの結末もいい
・ドイツ人の職業感とか、マスターレイスなんてサドぶってたけどそれは「神」の前のひつじの粛々としたマゾぶりを覆う仮面だったんでしょ、とか考えさせる
・主人公の娘の成長前成長後が似すぎ~。離れ目ちゃん、かわいい~。これはたぶん母親(離婚済みなので画面に出てこない)は、大学同級生のあの離れ目ちゃんなんだろうと自然に理解される、メンデルもびっくりなシステム
・ニューヨークで「彼女はもっと恐ろしいことも考えていた」みたいなセリフがあるけど、ここは意味がわからなかった
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20110821_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、外套と短剣、観た


・去年か、割と最近下高井戸で観た気がするが、どんでん返しも含めて新鮮すぎる気持ちで味わえるお得な脳
・大戦終盤頃、アメリカの核物理学者ゲイリー・クーパーが軍の臨時雇いの諜報員となって、ナチスの核開発を阻止するためにスイス・イタリアをまたにかける物語
・アジトを変えてつかのま平和な時代を思い出しながらもやっぱり今の、命を賭けてサバイバルしてる現実が立ち現れて、女としての自分を責めるジーナの腰を主人公が軽く抱くところ、体温と重みと匂いが伝わってくるなあ
・黒猫もいい。欧州の食糧事情をさっと説明してアメリカ男とイタリア女の軽いディスコミュニケーションを解消しつつ、立派なパルチザンとしてとっさの判断を間違えないためにはプライドが邪魔になるがそもそもプライドのために闘っているのがパルチザンだという割と重要なアンビバレンツを明らかにし、サスペンデッドな状況を保ったまま次のシーンへ展開させるという役割を一匹でやってのける!ていうか猫かわいい
・イタリア人モジャ頭じいさん博士の顔がイイ。カルロス・ゴーンの鋭い眼光を連想。フィギュアほしいな
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20110820_下高井戸で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

下高井戸シネマで、右側に気をつけろ、観た


・低予算ふうやっつけを装ってまったく隙のない画づくり色づくりなのはすてきだなあと思う
・が、ヌーヴェルバーグで、メタフィクショナル調で、観念を抽象して議論してるようなゲージツ作品には、自分がまったく向いてないことがあらためてわかった
・ほんと、気をつけろよ>おれ(左側のお客さん、ごめんなさいね)
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20110819_池袋・京橋・新宿で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

新文芸坐で、軍旗はためく下に、激動の昭和史 沖縄決戦、フィルムセンターで、てなもんや三度笠、新宿武蔵野館で、スーパー!、の4本、観た


軍旗はためく下に
・ただの、ドキュメンタリー寄りの告発系反戦ものかなーと勝手に想像してたけど、藪の中的なエンタテインメントしていてハラハラしながら観た。各エピソードは実話で全体としては創作という、フィクションならではのパワーが良かった
・左幸子から藤田淑子が確かに生まれそうな親子役なのがなんだかおかしい。顔パーツくっきり美人&ボディむっちり系で


激動の昭和史 沖縄決戦
・劇場で観たの3回目くらいか。昨日あゝひめゆりの塔を観たからはじめてわかる見比べポイントが興味深かった。向こうは女優映画だからか、女生徒の足を切ったりハンカチを小便にひたす直接描写はなかったな、とか、解散命令が軍から出ても、いやむしろ日本軍がもう見捨てた段階だからこそ、自分たちの郷土を守るために年端も行かない子どもたちがなお自らの意思で戦い続けるという動機とその描写はこっちのほうが強いな、とか


てなもんや三度笠
・映画第一作。清水の次郎長もので、あんかけの時次郎と珍念との出会いのシーンもあり
・「俺がこんなに強いのもォ…あたりあんかけ時次郎!」にズッコケた。地口になってないし!TVじゃないから前田のクラッカーがスポンサーについてなくてって事情なんだろうけど、セリフの途中で邪魔が入るとかやり方はあったろうに…


スーパー!
・てなもんや三度笠とはなぜか「神に祈る」つながり
・エレン・ペイジ大好きなのでこのエロさが嬉しさ半分…
・おっさんと、大学出たてくらい年代 (ってうまい用語ない?) のマニアックヒロインがペアでつるむっていうこの構図、なにかで、と思ったらゴーストワールドか。自分はオタク女があまり得意でないので (というか、そこまでマニアックにはまる深い趣味がないので) ちょっとつかみかねるところがあるけど、こういうのはおっさんのファンタジーなのかな


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20110815_浅草・池袋・阿佐ヶ谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

浅草名画座で、血斗水滸伝 怒濤の対決、博徒一家、男はつらいよ 花も嵐も寅次郎、新文芸坐で、小説吉田学校、ラピュタ阿佐ヶ谷で、あるセックス・ドクターの記録、の5本、観た


血斗水滸伝 怒濤の対決
・豪華キャスト豪華大人数ロケバトル江戸時代博徒もの時代劇大作で満足
・里見浩太朗ら二人の若造がくっついてるし、あからさまにあやしいほっかむりとかしてる千恵蔵国定忠治=水戸黄門説
・花代けちる馬鹿親分→恥ずかしくない額にこっそり包み直してくれる受け取り側親分→ああなんて出来た親分なんだと感激する運び屋、って話は、なんかの任侠ものの葬式話で見たことあるなー。公開順ではこっちが先だろうけど。まさしく、ちょんまげを取った時代劇が任侠もの、って実例
・最後の河原バトルの広大さはすごい。空の雲が動いてる感じもいいし、うしろに米粒のような小ささで立ち回りしてるし!しかも部分部分はスタジオ撮りもしてるよねコレ。贅沢!


博徒一家
・こっちも健さんがおつとめしてる間に大木実が跡目をついで若山富三郎が暴走気味で渡辺文雄が悪い奴で玉川良一がギャグ要員で志賀勝や林彰太郎がうろちょろして鶴田浩二が出てきてがまんして、という安定パターン


男はつらいよ 花も嵐も寅次郎
・ジュリーと田中裕子くっつけもの。真面目にハナからくっつけものなのは第一作を除けば初めてかな?(寅さん高齢化後の長寿化を狙ったチャレンジだよね)
・これは名作。田中裕子すばらしいし、全体に細かいギャグとか仕草とかかなり丁寧に演出されてる感じだし、とらやのシーンもみんなノってる気がする。“変わってる人は自分じゃ気づかない”あたりのみんなの目の演技のキマリっぷりとか、みかん的なものを投げようとしてお客さんの前なことに気づいて持ち替えるとことか
・バーだかスナックだかに寅さんがいるってシーンもなんだかレア
・またチンパンジーの話?と思わせてからの~展開も素敵
・イケメンずるい


小説吉田学校
・あんまり褪色が赤くてモノクロ映画のような無色さ。と思ったら後半は色がついた
・森繁吉田茂似てる!若山富三郎も
・日本再独立までの、お手本のない宿題を解いていくような燃える展開は、高校の社会科の副教材として使うべきだな!その後の政争ぶりは教育上よろしくない感じだけど(笑)


あるセックス・ドクターの記録
・伊豆七島のある小島で大嵐の夜に大怪我した子供を救うために、居合わせた5人のO型の大人観光客から緊急輸血した。その三か月後、子供には梅毒の症状があらわれ…というサスペンスフル(笑)なお話
・相手が5人の舞踏会の手帖方式だけど、88分にここまでお話を詰め込めるんだね!感心しました(何様)
・梅毒の感染力って怖い!劇中のおっさんじゃなくてもノイローゼにならない?自分、肝炎の検査してもらったときには結果が出るまでハラハラしたけど、梅毒検査には思いが至らなかったな、って何を心配してるんだ(笑)
・梅毒感染=「血が濁る」だって…。昔の邦画はこういうとこ遠慮なくストレートだから好きよ
・主人公船越英二の兄役は監修の奈良林先生?よくしゃべっています
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20110813_阿佐ヶ谷・池袋で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

ラピュタ阿佐ヶ谷で、復讐の切り札、新文芸坐で、八甲田山、の2本、観た


復讐の切り札
・今どきの文法だと「チャンスが一転して大ピンチに陥るようなミスをやってのけてなおかつ冷静な顔してる奴は裏切り者確定」だと思うんだけど、あれ?正体バラシ来ないな?→ただの演技力不足なだけ、だという
・とか言っちゃったけど、田宮二郎の拳銃くるくるまわしや、かなりストレートに状況に一喜一憂してる悪漢どものかわいらしさを楽しめたので満足です


八甲田山
・これはすごい。スコット対アムンゼンを一国でやろうとするならそりゃ死亡フラグだろう、と悲劇を確定づける導入部から (ただしこれはフィクションらしい) 、“大隊長がくっついてっても当初の予定通りに指揮権は小隊長にあるままなんだな?”という、振りのような念押しで受け、もうあとは白銀に死す準備万端という…
・キャメラが木村大作だからか、剣岳 点の記がデジャヴな感じ~。リアル大雪崩を肩ごしに見るシーンとか、どうやって撮ってるのかね。待ったのか、ふつうに
・こんばくってなぜか変換しないだけは八甲田山で、っていうドラマチックなくだりも大変よろしい

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20110809_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、わが教え子、ヒトラー、観た


・まさかのドイツ語ナチコメディ映画!
・これって公開当時、戦場のピアニストとか、グッバイレーニンじゃないほうの東ドイツもののアレ※みたいな感動実話調巨編ふうに宣伝してなかった?やってくれるわアルバトロス
※追記:善き人のためのソナタ
・主人公が見た目ドイツの森川信(寅さんの初代おいちゃん)だからちょっと期待値上げて笑いを期待しちゃうけど、歴史的意義を脇におけば、ナチマニア向けブラックジョーク集として良くがんばりましたネという感じ。モンティパイソンやルビッチと比べちゃダメだけど
・ドイツ敗戦前年の年末。「名案の宝庫」ゲッベルス首相が新年を飾るいいこと思いついちゃったので、最前線で過剰にカッコつけて指揮してる遅れてきたロマン派ヒムラーに即電話。絶滅収容所から探し出されたのは無名時代のヒトラーに演説演出法を教えた有名俳優のユダヤ人だった。廃人すれすれで人前に立てないヒトラーを復活させ、用意された完璧な舞台(not現実)の前で、あの栄光を呼び起こすような演説映画を撮ってドイツ全土で上映し国民を鼓舞するのだ!…そしてそれぞれの「役者」たちの表と裏の思惑が交錯していき運命の日を迎える…、というお話(注:ギャグ映画です)
・それぞれの職場の女性職員のオフィスエロっぽさ演出が可笑しい。女性らが若すぎないのがリアルでよろしい。愛の嵐のせいか知らんけど(今日は見れなかった)、女ナチ制服はいまやエロの記号だもんねえ
・ヒトラー最期の十日間は、ヒトラーと地下室にしかリアルを求めてなかったふうだけど(具体的には、敬礼して、服の肩が持ち上がっちゃうダサいゲッベルスなんてありえない!)、こっちのゲッベルスは着道楽ぶりが出てていい仕立てだし、家が爆撃されたときに気にする順番がらしくて可笑しいし(いちおう家族も心配してほしかったな。ギャグとして)、ヒトラーはもう割り切って顔面特殊メイク再現なのが男気だし、シュペーアはほんとにアドルフ君の心優しいお友達なんだなあ、とかのきめ細かい演出が、らしくて、良かった。ただ、ほんもの秘蔵フィルムを使ったあとのエファとのベッドシーンは悪意アリ?
・エンドクレジットの、ドイツ街角インタビューで「アドルフ・ヒトラーとは?」「アドルフ・グリュンバウムとは?(この映画のフィクショナル主人公のこと)」が若い世代にはほとんど等価値な薄さなのがいろいろ考えさせられる
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20110808_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、我が闘争、観た


・終戦直後のベルリン、パンの配給?に群がる人々の画はわりとありふれている(というかソ連兵の強姦の嵐の話を考えると、この平穏さは完全ヤラセのプロパガンダ映像くさい)が、道端で死んでる軍馬からこそこそ肉を切り取っていくジジイのビジュアルが強烈。それでも、生きていく、みたいな
・ヒトラーが権力を手中にするまでも、当時の背景を含めてじっくりと書かれてるのが貴重。第一次大戦開戦に一人反対してた政治家が戦後一躍人気者になったけど危険視されて殺された、なんて話知らなかったな
・突撃隊はナチ特有のものかと思ってたし、固有名詞としては実際そうなんだけど、当時の共産党はじめその他政党もみんな私兵集団を持ってたとかね。いや、本で読んだ気もするけど映像の説得力はちがうなあと(←いちばんプロパガンダに弱いタイプ)
・日本人に想像しにくいドイツの連邦制(というか当時は地方領主制って感じかな)。第一次大戦後の、外からの侵食を防ぐためにそれぞれが抱えてる義勇軍が、大戦のサープラスもの?のフリッツヘルメットをみんな被ってる様子が、これもまたいろいろな状況を雄弁に語る感じ。それでもルール地方はフランスに取られちゃったわけだけど
・そこへヒトラーが、大ドイツの夢もう一回見ようや、ときたら、うんと言ってしまうよね国防軍(敗戦はキール軍港の裏切り反乱だ、っていう負い目をそそぎたいのもあるし)
・ドイツ萌えの隣国オーストリア人が国籍を変えてドイツの首相になって総統になって元の母国を併合して青年の妄想のまま暴走してカタストロフを引き起こす…っていう展開をもし日本でやったらどこの国の人が来てどういうことを起こすことなんだろう、と危ない妄想をしてしまった。いま、不寛容と民族アイデンティティとがわりと危ないバランスで立ってる感じの時期だというのに(それはネットのしすぎでそう感じてるだけだと思うけど)
・「君はどこから来たんだい」「ザクセン」「ライン川岸」云々と若き兵士たちが卒業式の送辞答辞的にやりとりする、大ドイツがふたたびユナイトされたことを象徴するプロパガンダフィルムが2回出てくるんだけど、このあんちゃん、どっかで見たことあるなーと思ったら、モンティ・パイソンの殺人ジョークの「どうやって嗅ぐのですか!」のあのあんちゃんだった!
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20110807_阿佐ヶ谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

ラピュタ阿佐ヶ谷で、ネオンくらげ 新宿花電車、観た


・監督を変えた二作目
・前作に続いての三上寛のこの泣きのメロディーはすばらしいんだけど、今作では無理に使ってる感じで山口和彦監督のロックなイメージ※にはあってないよなあ。逆に、ロックなオープニングや回転シロクロショーのとこなんかは水を得た魚みたいなすばらしい雰囲気
※って書いてみたけどよく考えたら怪描トルコ風呂のどこがロックなんだ?
・と、思いきや、まさかの、題名の意味につながるラスト(東映なのに!)のセンチメンタルぶりと、テーマ曲三上寛のマッチぶり、イイ
・イイけど、初体験が新宿西口地下街倉庫のペプシのボトルの山の中で新宿フーテン族に犯されたっていう設定で、男役もムチさばきが売りだけどアッチのほうは早撃ち体質、という恵まれない環境(観客にとって)のせいでヒロインが終盤までマグロなので、エロ映画としてはいまいち盛り上がりにくい…。尺が短いのにちゃんとお話にしてるせいもあるかも。チイチイのイキ演技が熱演なのが楽しいけどさ
・山内えみ子をめぐって、チイチイと、おもわず笑ってしまうくらいの田舎ヅラサル男(←ただの同族嫌悪です)の行き詰まる戦いもとい息詰まる戦い
・いろいろな理由があって(一人は足が悪く、一人は男の学費を稼ぐために)、まともな就職ができなかった者のなれの果てが集まる鬱屈した街、新宿。自分も新卒で××××の会社に行くしかなかったところを拾ってくれた会社(おかげでチョロのようにならずにまだ生きているのです)が、先月見事に潰れたばかりなので、なんだ、自分が渋谷よりも秋葉原よりも池袋よりも新宿が大好きなのはそういう体質だからか…と気づく…
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20110803_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、素晴らしい哉人生!、観た


・サイレントならではの、喜びはしゃぐ表現のオーバーさがかわいらしい
・グリフィスの、第一次大戦後のドイツに逃げてきたポーランド人難民家族の暮らしと愛をえがいたお話ですが、家のない彼らが新しくそれを持つまでのリジリエンスと、小さい政府ぶり(というか存在がまったく出てこない)はむちゃくちゃ“今”だなあ
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20110802_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、イタリア麦の帽子、キートンのセブンチャンス、の2本、観た

ゆかいコメディ2本立てでした


イタリア麦の帽子
・香ばしくておいしいのか知らんが、レアな麦わら帽子が馬車馬に食われちゃって、浮気してたのがバレちゃうから(なんでそんなメカニズムかはよくわかんない(笑))なんとか別のを探して!というドタバタ劇
・補聴器おじさん(ただの小型メガホンみたいなのを耳につっこむ)がかわいい。ぜんぜん聞こえてないのにテキトーに相づち打ってるという。こんな人、いるよね
・サイレント映画だから見てる人は騙されてるけど、実は一人耳の聴こえない人がいました!っていうのはシリアスなミステリーのトリックにも使えそう!


キートンのセブンチャンス
・別名、キートンのモテ期
・巨額遺産相続の条件として今日中に結婚しないとダメっていうお話
・ゾロゾロモブ大行進あり、猛烈ダッシュあり、もちろん命張ってるスタントありの、スピード感あふれる集大成的大作って感じ
・帽子をきっちりかぶっておいてすぐとるとか、椅子を遠くから持ってきておいてすわらないとか、二人シンクロで合わせる小ネタも決まってるんだよなー
・こんな横スクロールアクションやりたい、稜線ダッシュ。しかもあそこまでやっときながら近道で女たちに先回りされているという(笑)
・遺産の話を持ってくるジジイ弁護士が誰かに似てる。みのもんたの昔の昼番組常連のヒマ医者にこんな人いたかな?
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20110801_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、ニーベルンゲン:ジークフリード、ニーベルンゲン:クリムヒルトの復讐、の2本、観た


ニーベルンゲン:ジークフリード
・ギャートルズ的に毛皮着て岩穴に住んでるジークフリード。あれ?そういう世界観なんだっけ?と思ったけどそのうちに中世っぽくなってた
・ふわっとした羽毛を重力だけできれいに割く、名剣鍛造のシーンはすてき
・森の中のドラゴン、けっこう良く動いてる!目玉まで動かして、ほんとの火まで吐いてるし
・倒したドラゴンの血を浴びて無敵化するんだけど、背中に葉っぱが張り付いてて弱点に…っていう闘将ラーメンマンにも(もっとバカアレンジして)使われた有名エピソード、はらりと落ちる菩提樹の一葉が美しい
・ガンター王の嫁取りクエストの特撮も楽しげだし、クライマックスの泉ダッシュの「勝った~」ってジークフリードの喜びよう、コドモかっていう


ニーベルンゲン:クリムヒルトの復讐
・前編の回想シーンがあるけど、ドラゴンの目玉つぶしシーン、けっこうエグいね…。半熟卵をぐちゃっと潰して、そのあとも眼窩から白身の続きがぐちゅぐちゅと垂れてくる感じ…。前編ではここまでやってなかったような印象だけど、前編は日本語版、後編は英語字幕版だったから、来歴で細部のバージョンが違ったりするのかね?単にフィルムの状態違いで見えたり見えなかったりするだけかも知れないが
・前編でダンナを殺されたクリムヒルトが、フン族に後家の嫁入りする、復讐こそ我が命的お話
・焼死したり圧死したりと人間の死に方もエグい。しかも撮影のトリックとかじゃなく、わりと本当に重いものがぶつかってます的に見えるからなおさら怖い
・戦間期のドイツ人の東方観・アジア観ってこんな感じなのかー
・ニーベルンゲンだけど、少なくともワーグナー的には描写してない印象なフリッツ・ラング作品

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20110730_新宿で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

新宿バルト9で、コクリコ坂から、観た


・千と千尋以来、テレビでもみてないジブリ映画でしたが、おもしろかったですよ。音楽映画してたし
・アウトレイジが北野監督が本気で作ったカツ丼だとしたら、これはジブリが本気で作った韓流なんだね
・それにしても、予告編や宮崎駿の企画書を使った宣材は照れすぎだと思うけど。むしろプロデューサーのミミズ字を垂れ流し続けてるほうを本気で恥じてほしいが…
・はじめの朝食シーンで、古いFPSやインセプションみたいに (あれは夢の中に登場する他人の違和感をうまく表現してて好き) 、ガクガクと顔が追尾してるのはどういう意味?2Dの非フルアニメーションで、話者の顔にみんなの視線が集中するって表現はまれで野心的だってこと?まさかね

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20110729_府中・三軒茶屋で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

TOHOシネマズ府中で、シェーン、三軒茶屋シネマで、SP野望編、SP革命編、の3本、観た

三軒茶屋のSP2本立ては、ありそうで意外となかったのでうれしい


シェーン
・ハリウッドの品川隆二、シェーン
・なぜか、荒野の渡世人とか無法松の一生を先に見てるので、コドモの父親が生きてるというかむしろ主人公と張り合えるくらいケンカが強いのでビビる。
あー、言ってて気づいた。このノリは三船版エロ全開無法松なわけか


SP野望編
・あれ?予告編みたときは最低に盛り下がったけど、むしろこれでイイくらいだね!具体的には爆発シーンのことだけど、予告編でそこだけみるとあまりのショボCGさに香港映画の花火師を呼びたい気持ちでしたが、自家製鉄パイプ爆弾にライターで火をつけて一個づつ投げるという大事代的シズル感に説得力があったのでこれで大丈夫(注:ほめてます)
・予告編にもあった壁の三角跳びを自転車投げて撃墜して…のところはもちろんこのままカッコ良いです。ニュータイプ予測能力を使った体術も、ピストル撃ってから避けるのあのひどさはなくて良かった
・冒頭の騒ぎは地雷撲滅キャンペーンイベントなんだね。後編へのシャレが効いてる。同じ与党幹部の人だし


SP2革命編
・黒幕がいて、国会をまさしく空転させてという「革命」を起こすわけですが、3.11以降、国会議員はもちろんのこと、官僚が国民になにをやってくれたよ?非デスクワーク系公務員と地方公務員とあとは健全な企業活動があれば日本は回るんだろ?(←ワールドビジネスサテライトと日経しかみない偏った世界観)な、気分を予言してるようで恐ろしかった
・あの、話聞いてないっぷり&ヤジ言うときだけ脊椎反射で目を覚ます議員さんたち、けっこうな数がクレイモアの餌食になってそうだけど被害ゼロだって…
・ビートルズのお掃除屋さん、あっさりつかまっちゃったかと思ったらそれは二軍のほうなのね。一軍はやっぱ強すぎ。そしてここにこっち側として出てくるってことは、TV版のアレもアレってことか!世界って虚しい…
・あとアレは羊たちの沈黙ふうな話なわけ?

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20110726_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、サンライズ、栄光、の2本、観た

めちゃ名作な二本立てだからか、平日夕方なのにほんとに空き席がなく立ち見だった。みんなどこで情報得てるのか?自分は嗅覚ないからローラー作戦で見たあとで「あ、今日のこれ名作だな」と気づくのがやっとなんだけど


サンライズ
・頭の20分見れず。男が葦の束と頭をかかえて帰ってくるとこらへんから。葦じゃなくてたきぎの柴かと思ってたけど…
・第二の新婚旅行の描写すばらしい、ラストの展開もいい
・二人の世界に入ったまま街中の車道をずんずん行っちゃうとこカッコいい。背景や車の一部はリアプロジェクションで、手前は実物の車が横切ってる?ナイスタイミング制御


栄光
・2回目なので、前回の衝撃シーン(兵隊満載の塹壕が逆十戒的に瞬時に土に埋まり、銃剣だけがかすかに土から出たままだがそこに動く者なしシーン)が合成だったことにも気づいたよ!(すぐ気づけ)
・戦争シーンのクライマックス直前、指揮官が塹壕を自分で伝令してまわって「着剣用意!」を伝えるとこ、こっちもテンションあがる~!
・前回みたあと他人のブログ読んでて気づいたけど、これサイレントなのよね。カード勝負のあとランプをガチャーンと叩き落としたり、集合ラッパがプップカ吹かれたり、が聴こえてたのも全部幻聴もとい脳内再生音だった!
・見た目で日本版を考える。芯のあるマッチョヤンキー指揮官フラッグは若い頃の良いもんやってたころの安部徹として、頭脳派スケコマシのカートは誰だろう、鶴田浩二だと敵失を笑う小ずるい感じが薄いし、若山富三郎だと器用そうなところはいいけど貫禄ありすぎて安部徹とバランスとれない感じ。ケーハク推し両巨頭で待田京介とも迷いますが、兵隊が向かなそう度が高いほうをとって川地民夫を正解とします。…これなんのクイズ?
・戦争にシリアスな中尉君はどうなったのかな。野戦病院で長ゼリフを叫んだあと鎮痛剤を打たれちゃう人がそう?
・リメイクの「栄光なにするものぞ」も見てみたいな。サイドカーがひっくり返るシーンもちゃんとあるみたいだし
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20110725_阿佐ヶ谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

ラピュタ阿佐ヶ谷で、ネオンくらげ、観た


・山内えみこのこの目の形、エロくて好きだなー
・元祖新宿系(←てきとう)、三上寛の歌がストーリーをドライブする、実は音楽映画だった。サントラ欲しい※
・建設中の三角ビルやら、花園神社裏の遊歩道に変わる前の線路跡やら、「陸橋名物 今川焼」の屋台とか、新宿を大フィーチャーしてるのが好き。好きな映画館がないから最近あんまり行ってないけど、新宿
・何気にセリフおもしろい。脚本&監督を一人でやると、きれいにまとまりすぎるワナな気もするけど
・いつもの調子すぎて、たぶんやっぱスクリーンの外でもこの通りのヒモチンピラなんだろーなーと思わせる荒木一郎。公道では神戸ナンバーなのに、駐車場に着くとなぜか手書きの品川ナンバーにトランスフォームしてるオレンジのフェラーリもあやしい(笑)
・同じベッドシーンのカット変わり目と思わせてあざやかに時間を飛ばし、いろいろあったけど初めのシーンに一周して、強く生きていくってラストもいい


※サントラは見つかんなかったけど、三上寛の「ベスト・アルバム」に、“馬鹿ぶし” (数え歌) とか“おととし泣いた夕暮れと” (♪くらげにゃ血もない恋もない) が入ってたので、さっそくこればっか聴いています


ベスト・アルバム

ベスト・アルバム

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1994/05/21
  • メディア: CD



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20110723_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、栄光、観た


・第一次世界大戦もののサイレント映画なんだけど、これは一人の監督の作品?
なんだろう…適切な例が浮かばないけどチャップリンとかの戦場コメディもの+これまた思い浮かばないけどお熱いのがお好きよりもっとちゃんと結論を引っ張る三角関係恋愛もの+プライベート・ライアンの激しい戦闘シーン+西部戦線異状なしの戦場の若者の無常、っていう、一粒で四度美味しい作品。それでいて、決して散漫ではなくて(サイレントだから画と字幕で、セリフに2倍時間かかってることを考えれば)
・画面奥に向かって伸びる塹壕にいた十数名ぐらいが、逆十戒みたいに、あっというまに崩れる土に飲まれる(そしてそのまま静かになる)シーンとか、21世紀の今見てもトラウマ必至なすごい戦闘シーン
・体力馬鹿のようでいてここぞというときには動物的カンで無傷で切り抜ける軍人の鑑フラッグ、作られた状況にのっかって自分のペースにして結果を出すのが得意な小器用なキツネタイプで女ウケもいいカート、というナイス緊張感コンビ
・女がラスト、トロイアのエレクトラのような予言者の顔になって語りだし、男たちが肩組んで歩きだすところ、たしかに西部戦線~のラストのような天才には僅差で負けてるけど、こういう、匂わせて終わるって演出は好きだなー
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20110721_六本木・渋谷・東銀座で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

TOHOシネマズ六本木で、大いなる西部、シネマヴェーラ渋谷で、海潮音、祭りの準備、銀座シネパトスで、縄張(シマ)はもらった、日本残侠伝、の5本、観た


大いなる西部
・大いなる、っていってるわりにはかなりせまぜましい縄張り争いをするごろつき二集団。そこへ流れ者の主人公がやってきて、我慢&不言実行の美学を一人体現…って書くと日本の任侠映画か!荒野の渡世人か!という感じですが。これ、アメリカ人はどういう感想持ったんだろうね
・おばか金髪ヒロインより、ブルネットで黒目美形の清楚巨乳先生のほうがタイプ~…と思ったら…


海潮音
・ただの地元のヤンキー娘がスカウトされてデビューしちゃったのかな荻野目慶子、と思ったけど、終盤の猟銃抱えて暴れる、鬼気迫る演技はさすが
・ちょいダメおやじ(新語?)の色気ということなのか、スナックのママからいとこまで、ほんのりモテてる(?)泉谷しげるの存在感が面白い


祭りの準備
・うーん、この面白さはどう伝えればいいんだろうね(←あきらめるな!)。魔術的リアリズム日本版ってかけば事足りる?


縄張(シマ)はもらった
・小林旭が出所してみると、刑を食らってまで守った組は解散し、元親分は、最近のし上がった組から捨て扶持もらって病院住まい。その組から、切り取りに成功したらシマをやろうというミッションが提示され…という前半は作戦もの、後半はギャングもの、みたいな色分けが面白い


日本残侠伝
・見たことあるかと思って油断してたらまんまと未見作品だった!あぶねえ…
・マキノ雅弘監督で大正浅草もの秀次郎サーガで、って言っても日活で高橋英樹主演ってなるとずいぶん印象がかわるね。木遣り節とか、ちゃんと歌える主人公だからかな
・浅草凌雲閣十二階屋上の赤いネオンサイン(LEDサインに見える)「イカ二十」が初めてみた興味深いビジュアルイメージ。イカって…(笑)
・啄木も通った十二階下の悪所が物語の重要舞台のひとつになる
・長門裕之と津川雅彦がわりとからんで共演。長門裕之が三枚目とかじゃなくて普通に強くてかっこいい、めずらしい役(森の石松は三枚目としてカウント)
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20110718_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、サード、観た

・釣られないぞ…サード永島敏行(←サクッと釣られた…)
・関東朝日少年院を舞台に、殺人犯永島少年を中心とした日常を描く
・大人の刑務所と違って(って東映の刑務所しか知りませんが…)、結構マジメに教育的というか学校的というか学級会的というかな雰囲気。サードとアキラがケンカした後の処置をみんなで考える会(先生の指導の下で行い、結論は先生たちが出す)のシーンとかね。ただひとつ学級会と違うのは、議題主たちは「反省してます」以外の発言が許されないことだ!(もうちょっとなんか言ってるけど永島は)
・もし生まれ変わっても小学生とか、もうあんな茶番はやりたくないなと連想。そりゃ大人になったからそう言えるんだけどさー
・「世の中のどんな人も この私が持っていないものを 持っている」標語が貼ってあったりする少年院
・3ヶ月に一度、ボランティアの若い男女のカウンセラーが来て帰っていった後の、野郎どもの夜のシーンが可笑しい。思い思いのシーンで犯される/和姦におよぶ/しっとりとチラリズムな女たち
・殺人犯?フーンって感じで見てたけど、永島がホームベースを失ってダイヤモンドを走りつづけるはめになる、つまり殺人にいたるまでが、高校生森下愛子たちが出てきて語られるとこでテンションあがってきた(エロシーンが増えてきたから)
・まあ、ラストはよくわかんないんだけど。10字で気持ちを説明せよ問題なら「やりきれない気持ち。」で点は取れるんだけどほんとは理解できてません僕、みたいな
・何も起きない地方の田舎まちを呪ってたくせにその田舎にいけしゃあしゃあと吸収されていく仲間たち、っていう状況証拠はいっぱいあるんだけど
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20110717_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、吶喊、観た


・「おんもしれぇ~」
・いやほんとに、同じ岡本喜八のアレやアレよりだいぶテンポのキレが良くて面白い
・隠し砦の三悪人の凸凹ドロイド二人組を主役でやってみましょうみたいなテイストの“明治0年”の奥羽戦争もの。ギリシャ悲劇的状況の中でしぶとく生きる喜劇作品
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20110716_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、任侠外伝 玄界灘、観た


・安藤昇演技開眼!いや、時系列で全作品見てるわけじゃないけど、この作品は「んー」ってとこが無くて、男の顔は履歴書みたく(無作為抽出です)雰囲気フィルタかけて頑張って見る必要なし、っていうかふつうにすばらしいよ!終盤の、歌の前のモノローグとか絶品
・あー、演者も髪型もメイクも同じで、呼ばれる名前(外人名)と生きてる年代が違う、くらいじゃ、ぼんくらしてる観客(それ俺)はうまく演出に乗れずに同一人物女に見えてたよ…
・特撮がうますぎるのかただの本物主義なのかリアル腹腔から腸を引っ張り出してるようにしかみえない米軍死体洗いバイトやら、ウジ虫汁をおもむろにゼロ距離目視確認したり、ケーサツの共同男便所をはいずりまわって床の得体の知れない物体を舐め食いして「ヤプー、家畜人ヤプー」とつぶやいたり、ヘドロ沖積運河に飛び込んだり顔を水につけたり口から吹いたり、麻酔なしの弾丸抜き手術といった定番シーンが息抜きに見えるくらいの濃いシーン乱れうち!
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20110715_渋谷・高田馬場で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、聖母観音大菩薩、竜馬暗殺、早稲田松竹で、ソーシャル・ネットワーク、の3本、観た


聖母観音大菩薩
・まさかの原発テーマで、現代に蘇った八百比丘尼を描く


竜馬暗殺
・石橋蓮司中岡に命を狙われる原田龍馬!秀才の天才への愛憎。そしてラストはもちろん…
・白塗り逃走シーンとかのおかしみ部分もイイ。この3人のフィギュア欲しいな~。人斬りマシン兼アホの子役の松田優作の白塗り顔が松田龍平にそっくり!(逆)


ソーシャル・ネットワーク
・2年目弁護士ちゃんの指摘で自分のつくった殻に気づかされてそれを割ろうとするこのラスト、もちろん題名の示すテーマに戻るってことだけど、ルメットのあの作品のラスト(大好き!)へのオマージュシーンだよね~。ふたつの感情を挟んで鳴り続ける黒電話が、2010年版だとF5連打になるのか
・他のキャラはフォローして終わっても、ナップスター創業者の暴走悪行だけはノー弁護。さすがソニーグループ作品(笑)
・SNSにもIT業界裏話にも興味ないし評価は高い作品だけどそんなにいいのかね、って気持ちで見に行ったけどまんまと楽しんだ。中盤くらいでようやく「あ、これ、俳優が演じてる、ただの映画なんだ」って気づくくらい没入してたし(ガイジンか)
・ハーバードだからかもしれないけど、社交上手のビューティフルピープルなマッチョがおのれのビジネスのためにナードと自然に手を結ぶところ(そこに格差はあるとしても)、ナードはナードで別にルサンチマンの発現とかの悪意はなく単に自分の目的のために彼らのソーシャルなネットワークを踏み台に利用するところが、ああ21世紀はアメリカ学園ものにも革命をもたらしたんだなあという気持ちに
・Webサービスの世界のこのスピード感、何を言ってもわかってくれなかったうちの会社の会長でも、この作品見たらさすがに一発理解してもらえただろうになあ(過去形)
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20110712_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、哥、観た


・別に鞍馬天狗は助けてくれない篠田三郎の孤独な闘い
・昨日レディー・ガガ対黒柳徹子の西洋妖怪と日本妖怪の闘いの部屋をみたせいもあって、ノブリス・オブリジュについて考えさせられる一本。そういう言葉がわざわざあるってことは、理性がかなりがんばらないといけない、自然発生はしない概念と言えそう。劇中でもボンボン弁護士岸田森が「向かない商売」を選んだと弟に冷笑される
・その弟が、デュオニソス的と言っちゃうとキリスト教徒のかなり思うつぼだが、怠惰・淫蕩をまさに絵に描いたような東野英心。突然「セカイは!」とか言い出すセカイ系(違う)
・GHQの農地解放の陰謀により日本の“砦”は壊されたが、朝鮮戦争のうやむやで山林は手付かずじまいになった。だから戦後の金持ち旧家(のビジュアルイメージ)はみんな山のなかなんだよね大誘拐とかさー、という歴史背景

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