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20111201_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、くたばれ愚連隊、観た


・昨日の悪太郎に続く淡路島モエ映画
・小沢栄太郎の、妙な小物感あふれる役が楽しい
・んー、若い主人公ら和田浩治じゃなくて、男磯野貴理子こと近藤宏らが愚連隊なのかとようやくラストで気づいた
和田らが何かあるたびに、不良番長とか女番長での鑑別所替え歌でおなじみのスーチャンの歌とか歌ってるから紛らわしいし、“事業を持ってるヤクザ的大人組織”ってニュアンスは“愚連隊”って言葉の第一感になくなっちゃったからねえ
・なんど言われても、なぜか鳴門の渦が関門海峡にあるようなふうに覚えちゃってた自分も(たぶんかなり名所絵記号をアバウトに表記してた子供用絵地図のせい)、さすがに今日はこれ一つだけ正しいこと覚えて帰りました、なインパクト結末
まったく、映画ってやつはこんなばかまで救ってあげなきゃいけなくて大変だなあ(笑)
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20111130_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、悪太郎、悲愁物語、の2本、観た

今日は野呂圭介コメディリリーフ大会か?


悪太郎(1963)
・野呂圭介は10円ハゲのアホ上級生だが風紀委員で、主人公山内賢におそれをなして川原で腰を抜かし、足を投げ出して座ってるような形のままどんどん川の中へ入っていっちゃう役(どんな役よ)


悲愁物語
・野呂圭介はプロゴルファーれい子(ヒロイン)に恋心を抱いていつも花束を抱えてる格子縞ジャケットの純情君で、アレな場面を目撃させられたり、なぜか打ちっぱなしの緑ネットにからまって吊されたりという役(どんな役よ)
・悪意のこの映像化具合と言ったら!実質的ヒロインの江波杏子のイヤーな感じのサイコっぷりはもとより、主婦どもがガキつれて大量に押しかけてらんちき騒ぎするシーン、女くさい錯覚まで鼻をくすぐったもん。原田芳雄の男気1/10000くらいの自分でさえもアマどもをまとめて爆破したくなったよバカヤロー
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20111129_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、河内カルメン、影なき声、観た


河内カルメン
・こんなに若い野川由美子を見たのははじめて!カワイイ!
・…と思ってたらわりといつものメイクの感じになった
・一足先に田舎から大阪に出てキャバレーでバリバリ働いてる先輩役の松尾嘉代、ハスキーボイスではすっぱな感じがいつもながらいいなあ。大好き
・あれとか嫌われ松子みたいな、寓話的ハードコアに流転する女の一代記みたいな感じだけど、ラテン系とも違うようだけど、不思議と暗くないんだよね。というかレイプシーンもアホ兄弟コント的に導入してくんだもんなあ、ビビった


影なき声
・ほんのりとした、いや「枕の匂い」とか言われてるからはっきりか、アップにならないまま遠くに見える、他人の奥さんへの恋心がせつないラスト。二谷英明→南田洋子。松本清張原作もこういう感じなのか、映画版ならではの味なのかは知らない
・自分が麻雀やらないから新鮮だったんだけど、麻雀が合法的恐喝ツール(※違法です)というか恐喝ロンダリングツールとして使えるって描写が面白い。ボスと手下がいて、カモたちを手下と名刺交換させて集めて、手下の家で連夜開催。もちろんカモの高額アガリを阻止する連携プレイだからボスの懐にはガバガバ、そもそもの恐喝のネタがあるからカモは毎日来ざるを得ない、いざ駆け込まれても手下の名刺しかカモは持ってないからボス安泰っていう。レート上げてスパッと決めちゃえよって気もするけど、ボスは麻雀好きってことかね
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20111123_阿佐ヶ谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

ラピュタ阿佐ヶ谷で、にせ刑事、前科おんな殺し節、の2本、観た


にせ刑事
・カワイイ時代の勝新もの
・大坂志郎の困り顔は最高だな!共和銀行自由が丘支店長というあらまセレブな役…なんだけどまあそんなポジションつけるにはやっぱり理由があると
・ラストのあっさり感、すごいね。こうきたら「復」の字がつきそうな言葉でしめるのがベタだけどキレイじゃんすかフツー。でもそうならず、山本薩夫っぽい土俵に引き入れ、ってことは完璧勝新はおよびじゃない性質の仕事になることを意味するという…


前科おんな殺し節
・こ、これは前貼り無しの具が見えちゃってない貝?由利徹が出てくるシーンで、後ろから見た女の脚で素通しにして∧形の構図を作るカットで…
・これは変わったものをみた。ふつういわゆる「崖の上」で犯罪者が勝利を確信して自分の手柄を数え上げる状況って、見てる人は知らなかった真相が最後に説明される場なわけじゃないすか。でもこれは仕掛ける側が主人公の映画だから、全部知ってるよ!なエピソードを順番に語るだけ、つまり純粋に、察しの悪すぎる敗者のいちいち驚く顔を逐一なぶる場であるという
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20111122_池袋で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

新文芸坐で、東京夜曲、黒木太郎の愛と冒険、の2本、観た


東京夜曲
・長塚京三が帰ってきたグレものっていう話がめずらしい感じ


黒木太郎の愛と冒険
・いかにも森崎東って感じで好き。初期テイストで政治的メッセージ性も薄めな感じ、と思いきや強烈に反戦というか戦争の銃後の不条理をうたうものだった
・倍賞美津子のサラサラヘアがかわいくてビビる
・緑魔子かわいいなあもう!オールドミスの女教師で過去になんかあってヒステリーが高じちゃって床屋の2階の下宿に汚い猫を20匹も放し飼いにしててそれについたでかいノミがポタポタとカミソリ中の階下に落ちてヒィィーってなもんだから床屋に客は寄りつかぬ貧しい唖の夫婦なまじ理容師免許など持っているものだから生活保護は受けられずかといって下宿人の不潔を保健所に訴え出ればまずてめえが免許取り消しになってしまうという地獄のジレンマ状況を支配する悪女!だがその実は菩薩!という魅力的な役を活き活きと演じる。眼が特徴的だと思ってたら、上下ロンパリ(ならパリダカって言うのか?)なんだねこのひと
・主役の新人君のタフさがいい。マジ角材なぐりマジぶつけされてるぽいけど(音効マジック?)まったく介さないオデキャラ兼映画気狂い役の
・ニワトリはハダシだ、ってのはここで財津一郎の口癖として出てくるのね。お手上げって意味?
・ウリなんてみんながやってることじゃない!どうしていけないの!という未来永劫、娘を持つ親のテーマとなるこの問いかけにかなりの強烈な解答例と実際の答えを出している…
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20111118_阿佐ヶ谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

ラピュタ阿佐ヶ谷で、とむらい師たち、女番長 スケバン、の2本、観た

まさかの霊柩車爆走つながり!

とむらい師たち
・勝新は愁嘆場に石膏とスパチュラ抱えて飛び込むデスマスク師(呼ばれもしないのに来るが、別に悪徳じゃない)。死んだ人の顔型をメス→オス2段階で取るんだけど、これは関西特有の葬送習慣なのかな?
・で、勝新の家は壁一面が棚でネプチューンマンちもかくやというくらい顔が並べてある。全部の顔(だけ)をしっかり明るくしてる、ここの照明すごいイイ
・えいやってな感じで半練りの石膏を顔に叩きつけまくるもんだから遺族はあわわとなってるんだけど、これは石膏と肌のすきまから空気を押し出すために理にかなってる行為だよなあ、とは造形っ子な観客しか共感してないポイント…
・役所の戸籍係にワイロ送っといて連絡もらってダッシュで死者宅に押しかける葬儀屋遠藤辰雄やら財津一郎やら。そのビジネスライクさにむしゃくしゃした勝新は知り合いに職場の霊柩車(外車。ロールスかな?)を持ち出させて爆走。カッとなってまだ造成中の大阪万博予定地に突っ込んでスタック(あたりまえ)、今は反省し…ないよね勝新だから
・ニセインテリの伊藤雄之助の、口調といいエロキャラぶりといい可笑しい
・おくりびともびっくりな展開といかにも大阪な(というか野坂昭如な)ノリで新形態の葬送会社を創立した後、中之島でやるイベントのシーンのノリは大興奮!血みどろ地獄絵大壁画を、当時としても過去の職業だった紙芝居屋の老人に描かせたんだけど、その除幕のシーンで描き手ひとり小さくドヤってる顔が忘れられない。劇中の女性客は卒倒してるくらいのかなりのいい出来(笑)。欲しい
・そんなこんなありつつもいい感じにしぼんでダレて眠くなったところで訪れるラスト!うわー


女番長 スケバン
・仁義なき戦いと二本立てで観て以来二度めだけど、後半の記憶はうすぼんやりでした。名和宏なんか出てたっけ?あー出てたわみたいな。っていうか、けっこうイイよ。あのときは荒木一郎テイストの良さもわかってなかったし
・霊柩車はラストにちょっと出てくる。はじまりと終わりを同じ絵で違う意味でっていう、北野武作品(ストーリーボードを4コママンガで作ってそれを細かくドリルダウンして作っていくっていってたっけ)みたいな感じで
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20111110_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、スタア、観た

・おもろいなー。筒井康隆原作映像って、時かけやパプリカやジャズ大名しかみたことないけどこれはかなりいい実写化なんじゃないでしょうか。原田大二郎の芸人論(と作家論)のアリアとか、最後のドタバタとか、まさにそのもの
・子供ネタはいいね。大人向けユーモアをエグくも下品にもならずにうまく演出してるなー
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20111109_阿佐ヶ谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

ラピュタ阿佐ヶ谷で、現代ポルノ伝 先天性淫婦、観た

・タイトル、すばらしいな
・優秀ヤクザなのかと思いきやなぜかヒモになってて女の足を揉んでいる小池朝雄とか、ダメ色魔藤木孝とか、いつかどこかで既視感なキャラのパッチワーク。というかうまいアテ書きってことなんだろうけど
・サンドラ・ジュリアンが現れるあたりの王道のすれ違い予期一触即発展開、わくわくさせるね!じっさいはたいして掘り下げられなかったが…。フランス女の夢オチは奇妙でおもしろかった
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20111108_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、男組 おとこぐみ、ネオンくらげ、の2本、観た


男組 おとこぐみ
・なんで都内の4箇所の高校を支配に置くことでその円内がすべて支配下にあるって計算になるんだよ(笑)とかそーゆう無粋なツッコミをしたら負け(←負け)
・おでこに「犬」とか彫られた相撲部デブが学校の屋上で究極の二択に迷うなんてシーンは映画史上初!そして最後!


ネオンくらげ
・今年3回目。見すぎ(笑)
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20111107_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、不良番長 王手飛車、観た

・ヒロインは昭和の菊地凛子
・マンション開発の地上げの対象になった小さな印刷屋の娘にまさかの恋心をいだく梅宮番長。スケコマシのはずなのにどーしちゃったのヒソヒソと子分たちに陰口たたかれるも、口八丁なコンサル業でわりと真面目なシノギをうちつつ、謎のインテリ由利徹(笑)や謎のハワイ二世山城新伍らの協力を得てなんやかんやあって渡辺文雄や安部徹と富士の裾野でドンパチ戦うゾ、というお話
・けっこうお気に入りかも。意外な純情路線と、いつもの脱法ぶりグロネタぶりがほとんどないマイルドさが、お上品な僕ちゃんにぴったりフィット
・山城の、郵便ポストあたりの(映画本筋からガンガン離れてぶっこむ)細かいギャグはさいこうだなー
・自衛隊シーンとかもう楽しすぎてね!
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20111102_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、8人の女たち、観た

・舞台劇ふうに8人の女たちが、雪で閉じこめられた田舎豪邸での殺人事件を軸に、良くも悪くもいかにもフランス女らしい本性を顕わにしていくお話
・ドヌーヴはじめ、8人とも歌唱シーンがあるのも楽しい
・いかにもコダックな彩度高いくっきりはっきり色味も好き
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20111101_東銀座で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネパトス銀座で、俺にまかせろ 昭和刑事物語より、四万人の目撃者、の2本、観た


俺にまかせろ 昭和刑事物語より
・冒頭、警察署に殺人事件の一報が入り電話口の宮口精二刑事が大写しになって「あー、いかんいかんコロシなら」で止まってバーンとタイトル“俺にまかせろ”が出るって演出がワクワクさせる
・といいつつ主人公は宮口の息子で新任部長刑事の佐藤允なんだけど(笑)
・序盤の、刑事潜入ものを予感させながら早いうちからおたがいバレてるっていうスピード感が出色!
・勤続30年の昔気質の父に反発する大学出の佐藤、おやじみたいな質実剛健と言えば聞こえはいいが単に安い仕立ての背広なんかで赤坂の料亭を張り込めるか、だから小者しか挙げられず巨悪がのさばるんだ、とボンボン友人からジャケットを拝借していく。うん、まあ筋は通ってる
・一方、顔が知れすぎて泥棒に先に逃げられてるとか言われてる宮口、更生していまは美人妻とおでん屋のおやじやってる有島一郎に、だんなは犯罪の抑止力になってるんですみたいな慰められかたをする。こっちも筋は通ってる
・で、親子バディ刑事ものになるのかなと思いきやそこは時代の限界。階級差と明治おやじの頑固さはいかんともしがたく、最後にちょっとからむくらい。終盤の「命令だ」ネタは、あとから、ん?あーそういうことになるのかといううまさがあったね
・ジャケットを強奪されるボンボン友人中丸忠雄ははまり役すぎ。渋谷の小さい間口のカメラ屋のあるじながら、電動ドアのクローゼットや、ホームバーや、女によって使い分けるポマードの棚を持ってるって設定がらしくて楽しい


四万人の目撃者
・一本目が非常にシンプルな事件ものだったので、こっちの、事件なのかすらわからないはじめの出来事が別の事件とつながっていて…ってお話がすごくむづかしく感じる。っていうかむづかしい
・岡田茉莉子の美貌にためいき…
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20111031_池袋で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

新文芸坐で、賞金稼ぎ、五人の賞金稼ぎ、の2本、観た


賞金稼ぎ
・小沢茂弘監督による第一作
・これ大好き。片岡千恵蔵の士道が格好良すぎる。時代劇マイベスト5のうちのひとつ
・ポスターには残ってるけど、本編タイトルからは消えている幻のサブタイトル「薩摩の首」。東映のいつもの高度な題名こだわり戦略のひとつか
・テーマ曲がまんま007なのはやっぱりわざとなのね、しかも後付けっぽい。「地下室のあたりは007のノリで」は真山知子のとこのことだよね、野川由美子救出のほうじゃなくて


五人の賞金稼ぎ
・工藤栄一監督作
・シリーズものなんだけど、どっちも一度みたことあったけど、こうやって続けてみるとまったく作風が違うってことに気づいた。こっちのラストの「何が政治だ!何が平和だ!」って叫びは第一作のテーマの完全否定だもん!いやー一見安易に並べただけだと思ってたけどいい番組だわ。今日のDJいいね!みたいな
・こっちの一番好きなシーンは、遠景でこっちに走ってくる単騎の馬から無音で崩れ落ち、その後味方の砦では応戦の銃声も聞けなくなり…だがしかしその時彼はまだ戦いを止めていなかった!が…、ってとこ
・林彰太郎も味のある役。志賀勝や関山耕司のようには女にがっついてないがしかし…っていうクールな?浪人者役
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20111021_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、まぼろし、観た


・せつねえ…
・シャーロット・ランプリングの体型維持努力すばらしい。ドレス購入シーンは神々しくて眼がつぶれるよう
・モンスター義母の存在感すげえ
・枯れ木の下の蟻ども!決定的な引き金!
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20111017_阿佐ヶ谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

ラピュタ阿佐ヶ谷で、拳銃野郎、観た


・高橋英樹と伊藤雄之助の、ありがちな出所バディもの(そんなジャンル名あるかい)かと思ったら、なかなかイイお話だね
・自分、日活の高橋英樹ものってなんか好かんのは、若いくせに大物ぶった役ばかりで作中で挫折も苦労もなく恥もろくにかかずまったく成長しないというバカっぽさにあると思うのですが、これはなかなかイケてるね
・由梨徹御大は大安定。新築を誇るアパートの家主だが、高橋に「安普請だぜ」とバッサリ(笑)
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20111016_浅草・渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

浅草中映で、3時10分、決断のとき、許されざる者、シネマヴェーラ渋谷で、そして僕は恋をする、デーモンラヴァー、の4本、観た


3時10分、決断のとき
・あっぶねえ、地味題名につき寝ぼう許可スルーするところだった!リメイク元は観たことないけどこれは傑作です。終盤の、ガルシア・マルケスの小説読んでるようなヒリヒリ感がすばらしい。フィルムの色味がそう感じさせるのかな?
・残された鉛筆スケッチを見て、その筆致にある種の愛を見いだして、これはメがあるかもってなったってことだよねあれは
・自分、西部劇って見たいんだけどあんまり知らないから…と思ってたけど、望月三起也のマンガはみんな西部劇のノリだってことにやっと気づいた。それなら昔から血肉だったよ、っていう。こないだ完結した「バサラ戦車隊」もそのものだしね(最終話のたたみかけるような伏線回収っぷりが良かった(笑))


許されざる者
・こっちは逆に傑作傑作聞いてたもんだからアレ?いいけどこんなもんか?ってなった…
・許されてんじゃん、みたいなのと、性欲丸出しバカジジイなモーガン・フリーマンがリアル本人すぎて引くだろ、ってのと
・はじめとおわりに出てくるあの逆光構図と木の形(良く探し出した!)は完璧なかっこよさ
・終盤のクリント・イーストウッドの「皆殺しだぞ!」あたりの、心情の裏の表現とか良かった
・これだけ都内名画座がある環境だけど、ハリウッドクラシック大作は朝10時~でとりあえずいいとして、任侠は浅草、邦画はラピュタ・ヴェーラ・神保町・シネパでぐるぐる回してくれるとして、SFとかホラーとか西部劇やってくれるとこがねーなーと思ったら、中映を忘れてた…


そして僕は恋をする
・これも題名スルーしかねないフランス映画だけど、顔のタイプが見事にバリエーションに富んでるフランス女4人がきれいで良かった。体も
・フランスの待田京介、というより三上博史か、チビだし(いい意味で)、29歳哲学科講師の成長譚。フランス人でビルドゥングスロマンをやるとこうなる、つまり女で成長する式なのね(ハイデガーとかいってるし、黒い森のヤドリギを見て精神にきちゃうシーンもあるから、そういう仏独比較文化的な意図はあるんでしょう)ってとこが可笑しいのと、先進国の青年期がだいぶ後ろにズレてきてるのは洋の東西問わないのね、ってのが興味深かった


デーモンラヴァー
・日本のエロアニメコンテンツによる世界市場制覇を企む仏米企業の陰謀を描く作品
・にしても、スイスに銀行口座持ってるような優秀な(って縁語が脳内にあるのは日本人だけ?)産業スパイたるヒロインが、アクションバトルにかけちゃ悲しいくらいめちゃ弱すぎる…。かなりショボい男に抱かれるし。ポルノ版ララ・クロフトとか出てくるくらいだからこれはわざとやってるくさいんだけどどうして?と思ったら、ああ、この映画自体がエロアニメのヒロイン可哀想スタイルに則ってるわけか!触手にやられたりはしないけどね
・片耳ピアスの大森南朋が出てます。キル・ビル1とロスト・イン・トランスレーションと3本立てで見たい(うそ)
・ソニックユースに興味がないのでそんなにだけど、低音きいてるサントラがプチプチと音が切れててやや萎え
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20111013_阿佐ヶ谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

ラピュタ阿佐ヶ谷で、高校生番長 ズベ公正統派、観た


・あれ、このシリーズの特徴の、ハードコアっぽい性の事件度が薄いな?と思ったら終盤はかなり来た
・むしろあばれはっちゃく的な、茶の間でも許されそうなほのぼのぶり。鼻にエンピツさしながら、男misono番長とズベ公八並英子が大学受験模擬試験のドンケツをガチで争い、点が取れちゃって負けたので校長に抗議→答案用紙の(余白じゃなくて)全面に書いてた永井豪ばりのハレンチマンガの、ゴーゴー娘の持つ風船の絵が偶然三択の正解をマルした形になってたからとかなんとか(微笑)。時代風俗の先鋭を気取るのも面白いけど、ホームドラマ的なこうゆうのもまたそれでイイな
・つーかこの作品の八並映子はほんとかわいいな、自分がネコ科女好きなのをさっ足しても。最初に着てる制服もめずらしく体にぴったり合ってるし
・新スター松坂慶子も、やぼったいメイクの離れ目顔がかわいいわ~。東北っぽい顔の白さもドキッとする。プレスシートでは脚線美が魅力とかさんざん煽られてるけど、この作品にはとくにそういうシーンはなし
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20111012_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、現代っ子、観た


・ラストのラジオ放送からのサンプリング、おおーってなる。テクニック新しいじゃん~ってのと、ネタが面白いのとで。東京オリンピック前のころで、衆参両議員が切符2枚を配布するよう要求したっていうニュース、とか、キャンプに来ていた3人の学生が白鳥を食べた、とか
・実写の中山千夏が逆に吹き替えられてるみたいでおっかしい
・次男は澤穂稀選手似
・高峰秀子の2作品(綴方教室とひき逃げ)を思い出したんだけど、もしかしてもっとなんかつながりがしかけてあったりする?まったく無関係?
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20111011_府中・浅草・渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

TOHOシネマズ府中で、ハスラー、浅草名画座で、博徒七人、女番長ブルース・牝蜂の逆襲、男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎、シネマヴェーラ渋谷で、月曜日のユカ、の5本、観た


ハスラー
・木村カエラ似ヒロインがアレする決定的動機がいまひとつわかりにくいのは、字幕の翻訳をマイルドにしすぎとかそんな理由?たぶんカタワとかびっことか言ってると思うが、それくらいでないと侮蔑にも自嘲にもならない。人ひとりの感情と運命を左右する演出で、こんなことしちゃダメだ
・ビリヤードシーンはさすがの迫力


博徒七人
・毎年恒例のこの季節がやってまいりました。こっちは前述「こんなこと」するとしたら画面全部モザイクになってしまうので


女番長ブルース・牝蜂の逆襲
・池玲子のド迫力オートバイファック!
・渡辺やよいの膜やぶり!つめを丁寧にやすって、ワセリンまみれの指で、トイレで!
・例によってオツトメを終えてきた天地茂。女に子がいるのは知ってるか?と言われて驚いたあとに映るのがピーターなのでこっちも驚く。まさか!


男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎
・あああーこれはもったいない竹下景子…
・博の父役志村喬、3年前にお亡くなりになってたのね


月曜日のユカ
・ひー、難しいー。横浜神戸とか港町もの特有のこういうセンチメンタリズムとドライさが隣り合わせるイメージをいまひとつ共有できないのは、自分が海なし県生まれだから?
・タイトルバックからしてオサレ。単色背景の前にいるユカが呼ばれてはーいとそのままワンシーンに入り込むところ、うわ今どうなってた?とか普通にビビる
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20111004_阿佐ヶ谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

ラピュタ阿佐ヶ谷で、高校生番長 深夜放送、観た


・ド迫力!!責任とってひき肉ミンチ機で指つめ(しかもなぜか人差し指。しかも誰も止めてくれない)とか、ダイナマイト着火チキンレースとか、ハラハラギミックがすごい
・おっ、乳首シャワーシーンかっと思ったらただのデブ男かよっていう愉快シーンも
・深夜ラジオに、勝手に名前を使われて嘘の赤裸々投稿をされた「一匹狼」八並映子。こんなこと誰が何のために?(えっと、何のためだっけ?聞き逃した…)、そして学園とラジオを軸に、万能まじめ優等生男と夜遊び不良男との三角関係
・シリーズのうちでも、ヒロインを一人に絞った分、ストーリーで魅せる印象。でも篠田三郎の役は特にペラいよねというかキャスト順2番目の割にこの人いらなくね?と思ったが終盤で盛り返してた
・今度は松坂慶子探しやすかった。深夜放送アシスタント役。なんだろね、美人だしセリフもはっきりしてるのに、アクがなくて主役にしにくそうな、当時のこの感じは
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20111003_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、密会、若くて、悪くて、凄いこいつら、の2本、観た


若くて、悪くて、凄いこいつら
・ちょっと、日活の高橋英樹ものはなんだか悪い意味でスクリーンが窮屈というか、一本調子で冗談の通じないやりすぎ感があって苦手なんだけど、これもまた序盤のガソリン火炎瓶の乗用車への投げ込みシーンや和泉雅子への車中レイプ未遂&山中放置シーンでドン引きしてしまった…(注:英樹の役は極道もんではなくノンポリ大学生です)
・という最悪な印象ではじまったんだけど、最後は愉快だった


密会
・結婚相談とか、この監督の、人目をはばかる男女モノクロサスペンスものはほんとかっこよくて好きだ
・一本調子で冗談が通じないっていうのはこっちも同じか。こっちは役の上で純粋な性格で、しかも東大法学部の学生で、それを新人若手俳優が演じるという、周到な演出として
・年上の女が母親ぶった猫なで声を出し、あんまり寝てないのでもともとイラってた若い男がムキーとなるところとかイイな
・あ、もっといいのは宮口精二が「三ヶ月に一度」の夜を求めて妻の寝室にくるもすげなく断られる愉快シーン!行灯のコードでズッって!
・妹の存在って…ストーリー上の意味はないから(せいぜい田舎の小金持ちのうちの子ってことを暗示するくらいか)完全に新人救済策か。勝手にしゃべらせれば場面になるっていう
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20110927_池袋で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

新文芸坐で、新世界、どついたるねん、の2本、観た


新世界
・これはいいショートムービー。偽ドキュメンタリー+ナイスロケーション+一人芝居+SF的オチ(って筒井康隆っ子だからそう表現しちゃうけどこれサイエンスと関係ないな)で実現する高い凝縮感高い完成度
・まだ開いてない朝の名画座かなんかの前に座り込んでる流し原田芳雄へのインタビューって体裁で始まるところに、リアルに名画座のおばちゃんが「大丈夫?もう開けようか」って絡んでくるミラクルぶりからして素晴らしい
・新世界のこの感じ、やっぱ浅草と似てるなあ。東京が戦争になったらナンミンは浅草に収容されるんかしらん。今なら松屋が空いてるし


どついたるねん
・あー、そういえばボクシングってライブで見たことないな。こんど行ってみよう
・男の背中の夢の話、ぶわってなった!!!実は松本大洋のピンポン(マイフェバリットマンガ)と同じあのテーマだったという
・小ネタギャグも楽しいなー
・試合シーンの迫力すばらしい。赤井英和が急に小さくなった撮り方とか興奮する。赤井英和対大和武士って好カードだったことはクレジット流れてから知った
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20110926_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、野郎に国境はない、狂った果実(1965)、の2本、観た


野郎に国境はない
・フランス語を駆使しまくる小林旭の国際秘密賭博警察もの
・国境なき野郎たち、ってなんかタイトル間違って覚えちゃって記憶から消せない…


狂った果実(1965)
・葉山の海を地中海に見立てた、ギリシャ神話的世界!カインとアベルのほうかな
・終わってからようやく気づいたけど、津川雅彦の演技力すばらしいな
・AGAINにあった岡田眞澄の愉快な落としシーン「ショーチュー、あるぅ~?」はこれか!、♪割るならハイサワー、ってジングルが頭のなかで流れるけど全然関係ない
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20110925_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、砂の上の植物群、黒い賭博師、の2本、観た


砂の上の植物群
・エロス!
・ほとんど顔のアップなんだけど、こんなにエロい映画はひさびさにみたなあ。モノクロ映画(パートカラー)で唇をクローズアップするから、ぼかしなしでアレそのものズバリを見てる気がするってのもあるけど。リッツのクラッカーもびっくり
・小池朝雄の語る痴漢の美学シーンいいな~。ヘンタイが似合いすぎる
・回想シーンでよくわかんないけど35だかで中年男って呼ばれているのでビビる
・横浜の和風連れ込みで、初めて逢う女に「縛って!」なんて言われるシーンが激しくデジャヴで腰が抜けた。長い間生きてると色々あるな…。なので、そう言われて女を抱きながら同時に、片手で帯紐を結んで一本につなぎ合わせる三谷昇の器用さは、特別な感慨を持って観た


黒い賭博師
・邦画の博打もので、いきなりブリッジで始まるのはめずらしい感じ。日活だとこのへんからもうこういう無国籍なノリなのかな。バックに流れてるのは自動車ショー歌の替え歌、賭博唱歌(笑)ある意味こっちもレア
・えっ、この和製クレオパトラふう美女が、今のあの富士真奈美なの!?ガーン!なんですかこの着やせっぷりは!!
・中国人ギャンブラー高橋昌也の使うこのイカサマは日本初出なのかなあ?道具を使うイカサマをそのまま流して勝負続行して勝つけどこっちも道具使うし場の人に協力してもらってる、ってのはどうなの(笑)
・「ねえやな…」ラストの小池朝雄の下りはぐっとくるね。一枚残るスペードのエースと
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20110924_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、あいつと私、牛乳屋フランキー、の2本、観た


あいつと私
・これはすごい映画だ。普段、東映プログラムピクチャーばっか観てるせいか、こういう濃いぃ映画を観ると心弱くうろたえてしまう。一見いつもの石原裕次郎と芦川いづみものの甘い羊の皮をかぶっているが、その実かなりのラディカルな狼
・モダンとかそんなチャチなものを通り越えて、来なかった日本の未来を描いた偽史ものSFのような、この強烈な世界観提示!やられました


牛乳屋フランキー
・秋田出身女中役の、中原早苗の「ベコッコのコッコ~(日本語訳:これは牛の子です)」にモエー。フランキー堺と中原早苗のまきばのミュージカルシーンが楽しすぎるのでこの二人だけで1本見たかったなー
・学生作家石山金太郎(金太郎カットw)が、男のリビドーでえいっと障子を突き破る太陽族映画(笑)
・個人的に、フランキーにはトロい役トロいナレーションが似合わないと思ってるので、序盤は絶望的な感じでしたが、それをさっ引けば大変楽しい映画なのでしょう。最初の「長州」の時代錯誤ギャグもちゃんと布石だしね
・今の目で見ちゃうとキノトールやドクトルチエコのカラミなんかは「はいはいモダンモダン」って見ちゃうし…。あ、でも水ノ江ターキーの男髪姿をはじめて見れてよかったな
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20110922_阿佐ヶ谷・東銀座で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

ラピュタ阿佐ヶ谷で、おんなの渦と淵と流れ、性生活の知恵 第二部、銀座シネパトスで、ザ・ウォード 監禁病棟、新・女囚さそり 特殊房X、の4本、観た


おんなの渦と淵と流れ
・三谷昇の朗読調低音ナレーション、イイ
・はいはい犬も喰わないなんとやらねわかります、みたいにまとめたと思いきやそこからさらに悪夢的展開にひっくり返す!ひっくり返すのは(いつでも)悪魔のような女、沢村貞子!
・川地民夫も北村和夫も若いのに、小池朝雄はふつうっていう不思議さ


性生活の知恵 第二部
・前作とのつながりは、ベストセラー原作本著者謝国権役のナレーションくらい
・前作はつながりないカップルのオムニバスだったけれど、今作は、梅ヶ丘の二階建ての4部屋和風一軒家に両親と四人兄弟とその妻や子が集結、っていうぎっしり狭小生活が性生活に影響→ストレスでギスギス→性生活の改善で解決、っていう、戯画化はされてるけどいかにも日本的なテーマを描く。もうちょっとビジュアルに家の間取りを説明してくれたらガイジン向けの日本ガイドになるのにな
・童貞と処女なのにお互いにそれを疑う結果になり、でも、なーんだどっちも「性生活の知恵」を事前に読んでたからか~めでたしめでたし、って手前勝手なギャグがおかしい


ザ・ウォード 監禁病棟
・こないだみたゼイリブでいっぺんに好きになったカーペンター監督の新作なのでワクワクしながら封切りで観た(ほかのは見たことない)
・けど、あれ?フツーのお話だね?90年代の日本ドラマ的っていうか。あ、ホラー映画のシナリオに意外性をもとめちゃだめ?
・ヒロインとか、キャストはいい顔で良かったね。メガネ絵描きとかリアル地獄のミサワ女とか


新・女囚さそり 特殊房X
・ゲストトークショーがあるときは前売り回数券が使えず実質500円高くなるので、知らないひとだしなあ別の日にすりゃよかったとか若干ブーたれながら当日券を買ったのだけど、ゲストの夏樹陽子さん、とてもいい話をするので、ごめんなさい、すごく良い日でした!劇中当時よりいい女だし!
・内容は…、うーん、織本順吉グッジョブ!みたいな。バナナもりもり食らってストレッチとか、チンコたたなくて困ったがビール瓶で頭ぶったたかれて大流血したら見事復活!とか
・あれ、こここないだ谷啓が綿アメ売ってたフランス庭園じゃね?と思ったらまさにその通り。行ったこともないドリームランドに既視感覚えるほどの映画学習(あるいは映画脳)
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20110918_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、犬笛、観た


・犬、追跡、狂女、の三題噺でご機嫌をうかがって幻の湖を連想するような内容。これも東宝作か…
・なんだろうね、個人的な執念の追跡の背景画に大自然がきてさらに国家権力とか外交的解決も、と風呂敷のスケールがでかくなると、中二もとい妄執って言葉がふさわしくなるからかなあ
・かたせ梨乃とか浜田光夫とかどこにいた?的豪華キャスト瞬間出演体制で送ります。一方、小林稔侍はアピールタイム多すぎ(笑)いないいないバアのポーズのまま退場してくとか~
・北海道の大雪原で重戦車的ホバークラフトに菅原文太が追い回される図とか、海軍か陸軍かのたぶん航空兵に憧れてた加藤武が操縦桿を握って信州の冬の青空を駆けるグライダーとか、三船艦長の全速前進!突っ込め!釜が焼けるまで突っ走れ!とか、陸海空を制覇する男燃えシチュエーションビジュアルにはあふれています
・なんだろうね、時代が変わるとリアリティも変わるってことかねえ。たかが商社がアジアの小国の2、3個は吹き飛ばせるとか、55年体制の一党支配とか、いまじゃ遠くなった時代の昔話
・良心的刑事役北大路欣也が今では、この映画の主人公犬の曾孫の声をアテているというのもなにかの因縁だろうか

タグ:名画座 映画
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20110917_目黒で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

目黒シネマで、X-MEN:ファースト・ジェネレーション、観た


・ポーランドのゲットーで…、くらいのX-MEN知識しかなくても面白かったです。予告編はテンション上がったなー。もっとズンドコ音響のとこでみた方が良かったかな?まあいいや
・こないだみたトランスフォーマーもそうだけど、アメコミ+アメリカ偽史ものって流行ってんすかね。キャプテンアメリカは…もともとそのものか。そのうち日本でも仮面ライダーが東映太秦村に現れて将軍と…あれ?
・偽史っつったら女子ファッションがモサくないのがって言い出すと野暮だからやめます(どうせラスベガスの下着ショーで大満足なくせにね(笑))
・ウルヴァリンを早々にあきらめるとこがおっかしい
・艦長が、諸君らと共に戦えて光栄だったとか言うとこが一番泣いたなー(泣いたか…)
・おこさまな「生徒たち」のきゃっきゃぶりから一転して大人による大殺戮、のシーンが一番良かったです
・あと帰りに思わずブラックバード(ビーストの開発した飛行機)のハセガワ1/72プラモ買っちゃった
・ミスティークの、プレゼントからベッドインの流れの選択って、あとから考えるとこの映画的にもX-MENサーガ(っていうのか知らない)的にもかなり大事な場面だったと思うけど、たしかにシナリオ通りなんだろうが、もっとコッテリ演出して欲しかったなあ
・「整形してこいや」って言う男Aと、「そのままが素敵だ」と言ってくれる男Bと、言うだけじゃなく抱いてくれる男Cの三択だったら誰を選ぶ?…って、もちろんここまで言語化できたら道徳の教科書と同じで選択の余地なしか。あとこういうテーマって、某整形大国だとどう受容されるんだろうね
・じわじわと、しかもまったく一方的に終わるボス戦。これはエンタテインメント史に残るユニークさかも!こういう演出はさすがだね。適材適所。
タグ:名画座 映画
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20110914_東銀座で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

銀座シネパトスで、魔界転生、観た


・これはいい娯楽大作。山田風太郎も、見たら喜んだんじゃないかな?まあ、あっさり終わっちゃうラストは、もうちょっと戦中派同士っぽく、焼き出された庶民の怨みをジュリーにモンタージュしてもよかったんじゃとは思うけど
・はじめの、死屍累々の島原の丘で蘇る天草四郎ジュリーの一人ゼリフのシーン、うまいね!かなりワクワクしてきた!(がしかしジュリーの最大の見せ場は実はここで終了だった…。伝説のヒーロー大集結ものの罠(笑))
・若山富三郎と千葉真一の柳生親子、燃える!東映っ子にとっちゃ奇跡のご馳走のような名バウト!この映画、あとの部分はすべて付け足しと言えよう
・といいつつ、室田日出男(宝蔵院の槍の技を極めた坊主だけど、別の槍使いのほうの煩悩に勝てず…っていうすばらしくピッタリな役)と若山のバトルのシーン、年には勝てず踏み込みがやっぱり遅くてカメラの動きについてけない感じなのが涙。…と思ったけど、それが気のせいなくらい、ディオの血がなじんでからは素晴らしかった!振り向かずに後ろからの切り込みを頭上の刀で受けまくる技も魅せるし、最後はトンボまで切ってくれて!
・あと、付け足しのほうも良かったです(笑)、女優はみんな美しいし、なんといっても緒形拳の吸血鬼ムサシゾンビっぷり!美女の笛の音で、振り上げた拳を下ろして去っていく怪獣映画っぷりがかわいい
タグ:映画 名画座
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20110911_池袋で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

新文芸坐で、映画史特別編 選ばれた瞬間、ゴダール・ソシアリズム、の2本、観た

あと浅名で、恒例の秋の仁義なき戦い特集を今年はやれないのは、新文芸坐で岡田茂追悼特集するためと判明

あとレアものといえば、ラピュタで、緋ぢりめん博徒やセックスチェック第二の性がかかるじゃん!夢はいつかかなうって本当だなあ(どんな夢やねん)


映画史特別編 選ばれた瞬間
・漫然と観ても面白いように贅沢に編集されてるけど、ちょっとこういうのは、引用元ネタのサブテキストを片手にみたいね。ネット探すか…(ふだんはなんともないけれど、こういうときに、映画マニヤ友達とかいなくて一人で観てるめんどくささが出るね)
・音楽もいい
・オリジナルなのか引用なのかわかんないけど、警句もいいな。「しかし恐怖は臨終の枕元で人間を護っている」とか
・マネやヒッチコック絶賛だね。マネはそこが革命的なわけか、オランピア大好きだけどそこまで深く考えてなかったわ。あと自分ヒッチコックかなり手薄なんで、どこかで(お財布と上映回数の都合で、できればシネマヴェーラで)ヒッチコック特集やってくれないかなあ


ゴダール・ソシアリズム
・地中海クルーズや南欧・中東に住む人たちの情景をからめて多言語チャンポンで繰り広げられる、民族と歴史とロゴスの物語
・そこに、スペイン内戦時に共和国軍によって退避せられた黄金が輸送の過程でオデッサでかすめ取られ、モスクワでちょろまかされたが、消えたその黄金の行方は?っていう、戦後史と映画史を絡めざるをえないサイドストーリーがわりとちゃんと存在してて「お話」があるので、インテリおフランス映画は頭がオーバーヒートする気味なぼくでもわりと大丈夫な作品でした
・英語なら単純に、私たちがバルセロナにいる、ってなるところが、be動詞じゃない言語、たとえばスペイン語なら、バルセロナが私たちを歓待する、ってなるのね。ってことはあの『ソビエトロシアでは』ギャグって欧州言語に一般的なメカニズムなのか。第二外国語でフラ語もドイツ語もやってたはずなのにまったく新鮮な話だわあっはっは(あっはっはじゃない)
タグ:映画 名画座
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