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20111201_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、くたばれ愚連隊、観た


・昨日の悪太郎に続く淡路島モエ映画
・小沢栄太郎の、妙な小物感あふれる役が楽しい
・んー、若い主人公ら和田浩治じゃなくて、男磯野貴理子こと近藤宏らが愚連隊なのかとようやくラストで気づいた
和田らが何かあるたびに、不良番長とか女番長での鑑別所替え歌でおなじみのスーチャンの歌とか歌ってるから紛らわしいし、“事業を持ってるヤクザ的大人組織”ってニュアンスは“愚連隊”って言葉の第一感になくなっちゃったからねえ
・なんど言われても、なぜか鳴門の渦が関門海峡にあるようなふうに覚えちゃってた自分も(たぶんかなり名所絵記号をアバウトに表記してた子供用絵地図のせい)、さすがに今日はこれ一つだけ正しいこと覚えて帰りました、なインパクト結末
まったく、映画ってやつはこんなばかまで救ってあげなきゃいけなくて大変だなあ(笑)
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20111130_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、悪太郎、悲愁物語、の2本、観た

今日は野呂圭介コメディリリーフ大会か?


悪太郎(1963)
・野呂圭介は10円ハゲのアホ上級生だが風紀委員で、主人公山内賢におそれをなして川原で腰を抜かし、足を投げ出して座ってるような形のままどんどん川の中へ入っていっちゃう役(どんな役よ)


悲愁物語
・野呂圭介はプロゴルファーれい子(ヒロイン)に恋心を抱いていつも花束を抱えてる格子縞ジャケットの純情君で、アレな場面を目撃させられたり、なぜか打ちっぱなしの緑ネットにからまって吊されたりという役(どんな役よ)
・悪意のこの映像化具合と言ったら!実質的ヒロインの江波杏子のイヤーな感じのサイコっぷりはもとより、主婦どもがガキつれて大量に押しかけてらんちき騒ぎするシーン、女くさい錯覚まで鼻をくすぐったもん。原田芳雄の男気1/10000くらいの自分でさえもアマどもをまとめて爆破したくなったよバカヤロー
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20111129_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、河内カルメン、影なき声、観た


河内カルメン
・こんなに若い野川由美子を見たのははじめて!カワイイ!
・…と思ってたらわりといつものメイクの感じになった
・一足先に田舎から大阪に出てキャバレーでバリバリ働いてる先輩役の松尾嘉代、ハスキーボイスではすっぱな感じがいつもながらいいなあ。大好き
・あれとか嫌われ松子みたいな、寓話的ハードコアに流転する女の一代記みたいな感じだけど、ラテン系とも違うようだけど、不思議と暗くないんだよね。というかレイプシーンもアホ兄弟コント的に導入してくんだもんなあ、ビビった


影なき声
・ほんのりとした、いや「枕の匂い」とか言われてるからはっきりか、アップにならないまま遠くに見える、他人の奥さんへの恋心がせつないラスト。二谷英明→南田洋子。松本清張原作もこういう感じなのか、映画版ならではの味なのかは知らない
・自分が麻雀やらないから新鮮だったんだけど、麻雀が合法的恐喝ツール(※違法です)というか恐喝ロンダリングツールとして使えるって描写が面白い。ボスと手下がいて、カモたちを手下と名刺交換させて集めて、手下の家で連夜開催。もちろんカモの高額アガリを阻止する連携プレイだからボスの懐にはガバガバ、そもそもの恐喝のネタがあるからカモは毎日来ざるを得ない、いざ駆け込まれても手下の名刺しかカモは持ってないからボス安泰っていう。レート上げてスパッと決めちゃえよって気もするけど、ボスは麻雀好きってことかね
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20111123_阿佐ヶ谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

ラピュタ阿佐ヶ谷で、にせ刑事、前科おんな殺し節、の2本、観た


にせ刑事
・カワイイ時代の勝新もの
・大坂志郎の困り顔は最高だな!共和銀行自由が丘支店長というあらまセレブな役…なんだけどまあそんなポジションつけるにはやっぱり理由があると
・ラストのあっさり感、すごいね。こうきたら「復」の字がつきそうな言葉でしめるのがベタだけどキレイじゃんすかフツー。でもそうならず、山本薩夫っぽい土俵に引き入れ、ってことは完璧勝新はおよびじゃない性質の仕事になることを意味するという…


前科おんな殺し節
・こ、これは前貼り無しの具が見えちゃってない貝?由利徹が出てくるシーンで、後ろから見た女の脚で素通しにして∧形の構図を作るカットで…
・これは変わったものをみた。ふつういわゆる「崖の上」で犯罪者が勝利を確信して自分の手柄を数え上げる状況って、見てる人は知らなかった真相が最後に説明される場なわけじゃないすか。でもこれは仕掛ける側が主人公の映画だから、全部知ってるよ!なエピソードを順番に語るだけ、つまり純粋に、察しの悪すぎる敗者のいちいち驚く顔を逐一なぶる場であるという
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20111122_池袋で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

新文芸坐で、東京夜曲、黒木太郎の愛と冒険、の2本、観た


東京夜曲
・長塚京三が帰ってきたグレものっていう話がめずらしい感じ


黒木太郎の愛と冒険
・いかにも森崎東って感じで好き。初期テイストで政治的メッセージ性も薄めな感じ、と思いきや強烈に反戦というか戦争の銃後の不条理をうたうものだった
・倍賞美津子のサラサラヘアがかわいくてビビる
・緑魔子かわいいなあもう!オールドミスの女教師で過去になんかあってヒステリーが高じちゃって床屋の2階の下宿に汚い猫を20匹も放し飼いにしててそれについたでかいノミがポタポタとカミソリ中の階下に落ちてヒィィーってなもんだから床屋に客は寄りつかぬ貧しい唖の夫婦なまじ理容師免許など持っているものだから生活保護は受けられずかといって下宿人の不潔を保健所に訴え出ればまずてめえが免許取り消しになってしまうという地獄のジレンマ状況を支配する悪女!だがその実は菩薩!という魅力的な役を活き活きと演じる。眼が特徴的だと思ってたら、上下ロンパリ(ならパリダカって言うのか?)なんだねこのひと
・主役の新人君のタフさがいい。マジ角材なぐりマジぶつけされてるぽいけど(音効マジック?)まったく介さないオデキャラ兼映画気狂い役の
・ニワトリはハダシだ、ってのはここで財津一郎の口癖として出てくるのね。お手上げって意味?
・ウリなんてみんながやってることじゃない!どうしていけないの!という未来永劫、娘を持つ親のテーマとなるこの問いかけにかなりの強烈な解答例と実際の答えを出している…
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20111118_阿佐ヶ谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

ラピュタ阿佐ヶ谷で、とむらい師たち、女番長 スケバン、の2本、観た

まさかの霊柩車爆走つながり!

とむらい師たち
・勝新は愁嘆場に石膏とスパチュラ抱えて飛び込むデスマスク師(呼ばれもしないのに来るが、別に悪徳じゃない)。死んだ人の顔型をメス→オス2段階で取るんだけど、これは関西特有の葬送習慣なのかな?
・で、勝新の家は壁一面が棚でネプチューンマンちもかくやというくらい顔が並べてある。全部の顔(だけ)をしっかり明るくしてる、ここの照明すごいイイ
・えいやってな感じで半練りの石膏を顔に叩きつけまくるもんだから遺族はあわわとなってるんだけど、これは石膏と肌のすきまから空気を押し出すために理にかなってる行為だよなあ、とは造形っ子な観客しか共感してないポイント…
・役所の戸籍係にワイロ送っといて連絡もらってダッシュで死者宅に押しかける葬儀屋遠藤辰雄やら財津一郎やら。そのビジネスライクさにむしゃくしゃした勝新は知り合いに職場の霊柩車(外車。ロールスかな?)を持ち出させて爆走。カッとなってまだ造成中の大阪万博予定地に突っ込んでスタック(あたりまえ)、今は反省し…ないよね勝新だから
・ニセインテリの伊藤雄之助の、口調といいエロキャラぶりといい可笑しい
・おくりびともびっくりな展開といかにも大阪な(というか野坂昭如な)ノリで新形態の葬送会社を創立した後、中之島でやるイベントのシーンのノリは大興奮!血みどろ地獄絵大壁画を、当時としても過去の職業だった紙芝居屋の老人に描かせたんだけど、その除幕のシーンで描き手ひとり小さくドヤってる顔が忘れられない。劇中の女性客は卒倒してるくらいのかなりのいい出来(笑)。欲しい
・そんなこんなありつつもいい感じにしぼんでダレて眠くなったところで訪れるラスト!うわー


女番長 スケバン
・仁義なき戦いと二本立てで観て以来二度めだけど、後半の記憶はうすぼんやりでした。名和宏なんか出てたっけ?あー出てたわみたいな。っていうか、けっこうイイよ。あのときは荒木一郎テイストの良さもわかってなかったし
・霊柩車はラストにちょっと出てくる。はじまりと終わりを同じ絵で違う意味でっていう、北野武作品(ストーリーボードを4コママンガで作ってそれを細かくドリルダウンして作っていくっていってたっけ)みたいな感じで
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20111110_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、スタア、観た

・おもろいなー。筒井康隆原作映像って、時かけやパプリカやジャズ大名しかみたことないけどこれはかなりいい実写化なんじゃないでしょうか。原田大二郎の芸人論(と作家論)のアリアとか、最後のドタバタとか、まさにそのもの
・子供ネタはいいね。大人向けユーモアをエグくも下品にもならずにうまく演出してるなー
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20111109_阿佐ヶ谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

ラピュタ阿佐ヶ谷で、現代ポルノ伝 先天性淫婦、観た

・タイトル、すばらしいな
・優秀ヤクザなのかと思いきやなぜかヒモになってて女の足を揉んでいる小池朝雄とか、ダメ色魔藤木孝とか、いつかどこかで既視感なキャラのパッチワーク。というかうまいアテ書きってことなんだろうけど
・サンドラ・ジュリアンが現れるあたりの王道のすれ違い予期一触即発展開、わくわくさせるね!じっさいはたいして掘り下げられなかったが…。フランス女の夢オチは奇妙でおもしろかった
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20111108_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、男組 おとこぐみ、ネオンくらげ、の2本、観た


男組 おとこぐみ
・なんで都内の4箇所の高校を支配に置くことでその円内がすべて支配下にあるって計算になるんだよ(笑)とかそーゆう無粋なツッコミをしたら負け(←負け)
・おでこに「犬」とか彫られた相撲部デブが学校の屋上で究極の二択に迷うなんてシーンは映画史上初!そして最後!


ネオンくらげ
・今年3回目。見すぎ(笑)
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20111107_渋谷で映画見た [映画・ドラマ・舞台]

シネマヴェーラ渋谷で、不良番長 王手飛車、観た

・ヒロインは昭和の菊地凛子
・マンション開発の地上げの対象になった小さな印刷屋の娘にまさかの恋心をいだく梅宮番長。スケコマシのはずなのにどーしちゃったのヒソヒソと子分たちに陰口たたかれるも、口八丁なコンサル業でわりと真面目なシノギをうちつつ、謎のインテリ由利徹(笑)や謎のハワイ二世山城新伍らの協力を得てなんやかんやあって渡辺文雄や安部徹と富士の裾野でドンパチ戦うゾ、というお話
・けっこうお気に入りかも。意外な純情路線と、いつもの脱法ぶりグロネタぶりがほとんどないマイルドさが、お上品な僕ちゃんにぴったりフィット
・山城の、郵便ポストあたりの(映画本筋からガンガン離れてぶっこむ)細かいギャグはさいこうだなー
・自衛隊シーンとかもう楽しすぎてね!
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